使用した環境
・CentOS 7(1511)
・Thunderbird (45.5.1)
■Thunderbirdにエクスポートのためのアドオンを導入した。
Thunderbirdを起動し、右上の「三」という形のアイコンからメニューを開き、「アドオン」項目をクリックした。
開いたウィンドウ左側の項目一覧から、「アドオンを入手」をクリックした。
左上の『検索バー(”アドオンを検索します”)』で、”export”などと入力し検索を行った。
表示された一覧で、「利用可能なアドオン」に分類を切り替え、最下部にある「さらにxx件を表示リンク」をクリックする。
次のアドオンを選択した。
ImportExportTools (3.2.4.1)「+Thunderbirdへ追加」ボタンをクリックした。(「インストール」ボタンは試していない。)
処理が完了すれば、Thunderbirdをいったん終了し、再び起動した。
これで、必要なアドオンを追加できた。
■一時フォルダにエクスポートしたいメールをコピーした。
1、一時フォルダの作成
まず、フォルダを「受信トレイ」下などに作成する。(以下、一時フォルダと呼ぶ)
これは、エクスポートするメールをまとめて一時の保管先とするためのものである。
2、エクスポートするメールを選択
受信トレイから、エクスポートしたいメールをクリックで選択した。
選択されたメールは色が反転する。
○複数のメールを選択する方法
・「ctrl」を押しながらクリックすることで複数のメールを選択可能だった。
・あるメールから別のメールまでの全てのメールを選択するには、起点となるメールをクリックして色を付けてから、範囲の終点となるメールを「shift」を押しながらクリックする。
3、手順2で選択したメールを手順1で作成した一時フォルダにコピー(あるいは移動)する。
ファイルのドラッグ&ドロップのようにして操作できた。
すなわち、選択済みメールを、一時フォルダへ「shift」キーを押しながらコピーした。
(注意)
移動する場合は、「shift」キー操作は不要。その場合、移動元のメールは削除される。
■一時フォルダごと形式を指定してエクスポートした。
さきの手順までで準備した一時フォルダ(エクスポートしたいメールが入っているフォルダ)上で、右クリックしてメニューを表示させた。
メニュー内に、「ImportExportTools >」という項目があるので、クリックした。
さらに「フォルダ内のすべてのメッセージをエクスポート >」をクリックした。
さらに「eml 形式」をクリックした。(その他の形式もいろいろあった。csv、pdfなども)
保存先を選択するためのウインドウが開き、適当なフォルダを指定した。
フォルダ内に、サブフォルダが作成され、eml形式でエクスポートが完了した。
■エクスポートの後でフォルダの内容を確認した。
上記手順で、サブフォルダが生成された。
2016_20161227-1929このサブフォルダ内には、「メッセージ」フォルダと、index.htmlというファイルが存在していた。
○「メッセージ」フォルダ内には、エクスポートしたメールが「タイトル+.eml」のようなファイル名でヘッダー付で保存されていた。
(emlファイルはダブルクリックでデフォルトのメールソフトが起動して開けた。ヘッダーも表示可能だった。)
○index.htmlは今回エクスポートしたメールの一覧をブラウザで表示可能にするものだった。次の項目が表示された。
エクスポート日時Subjectには、file:// で、上記「メッセージ」フォルダ内の対応するemlリンク(絶対パス)が作成されていた。
Subject From To Date Attachment
以上では触れていないが、逆にmbox形式などからインポートしたり、様々な方式でエクスポートができるようになっていた。