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2012年10月22日月曜日

【MS Windows 7 pro sp1】Windows 2000 SERVER SP4 のファイル共有に接続するための設定

【MS Windows 7 pro sp1】Windows 2000 SERVER SP4+SRP1 のファイル共有に接続するための設定

デフォルト設定のWindows7から、Windows2000 SERVER SP4+SRP1 のファイル共有に認証エラーで接続できなかった。
これはNTLM問題とでも呼ぶもので、Windows7ではデフォルトでNTMLv2という新しいプロトコルを使うために、
旧バージョンのWindowsのファイル共有にアクセスできないということらしい。


クライアント側であるWindows7 で一部設定を変更すると、接続ができるようになった。


<次の方法で設定した>

Windows7において次の順番で必要な項目を開く。
コントロールパネル
 ↓
管理ツール
 ↓
「ローカルセキュリティポリシー」
 ↓
「ローカルポリシー」
 ↓
「セキュリティオプション」
 ↓
「ネットワークセキュリティー LAN Manager 認証レベル」(ダブルクリックで開く)
○この項目の値が、次の場合、パスワード認証で失敗した
(ただし、接続先が Windows 2000 professional SP4+SRP1 だとうまく接続できた。)
・「NTLMv2応答のみ送信する」
・「NTLMv2応答のみ送信(LMを拒否する)」
・「NTLMv2応答のみ送信(LMとNTMLを拒否する)」

○この項目の値が、次の場合、うまく接続できた
・「LMとNTLMを送信する(ネゴシエートした場合NTLMv2セッションセキュリティーを使う)」
・「LMとNTLMを送信する」
・「NTLM応答のみを送信する」

結局、次の設定を選択した。
「LMとNTLMを送信する(ネゴシエートした場合NTLMv2セッションセキュリティーを使う)」
調べていないが、”ネゴシエートした場合”には新しいプロトコルを使うのではないかと思われたため。


<参考>
・Windows 7 cannot connect to Windows 2000 share
< http://social.technet.microsoft.com/Forums/en-US/w7itpronetworking/thread/aaa611cb-a9bc-4fbf-8095-9d0fa6654ca5/ > 2012年10月23日

Windows 7 Network File Sharing Fix
< http://www.tannerwilliamson.com/2009/09/14/windows-7-seven-network-file-sharing-fix-samba-smb/ > 2012年10月23日

2012年10月17日水曜日

【Linux CentOS6.3 64bit版】GNOMEにSAMBAサーバへのアクセスリンクを追加する

GNOMEの上部バーにある「場所」に、「SAMBAサーバへのアクセス用リンク」を追加する方法

下記の方法でSAMBAサーバへアクセスができるということは、
同じ方法でWindows共有へもアクセスできると思う。



<手順>

1、「SAMBAサーバへのアクセス用リンク」を、GNOMEに追加したいユーザ(例.username)でログインする。

2、次のファイルをエディタで開き、新しい行に次のようにしてSAMBAサーバへのアクセス用リンクを追記する。
$ vi /home/username/.gtk-bookmarks
(省略)
smb://sambausername@192.168.X.Y/share/directory SAMBA共有
(省略)

○書式は次の通り。
smb://SAMBAユーザ名@サーバアドレス/共有名/サブディレクトリ リンクの名称


以上で、GNOMEの上部バー「場所」に、指定した”リンクの名称”でSAMBA共有へのリンクが作成される。

作成したリンクをクリックすると、パスワードの入力画面が現れる。
ここにSAMBAユーザ名に対応するパスワードを入力すると、ウインドウが開きSAMBAへアクセスできる。

2012年10月14日日曜日

【YAMAHA RTシリーズ】知らないSIPサーバからの着信をSIP設定で拒否する【RT57i Rev.8.00.95】【RTA55i 4.06.67 】

2017年4月19日 更新
 
以下の設定を行うことによって、意図している正規のSIPサーバからの着信のみを受付け、
さらに、着信ポートごとに着信を許可するSIPサーバを指定することもできるようになる。


○設定に際して必要になる知識


通常、SIP着信を受けるためには、上位のSIPサーバに自分(クライアント)のIPアドレスなどを伝える必要がある。
これを「レジスト」と言う。レジストは数分置きにSIP制御ソフトウェアが自動的に行う。
クライアントのIPアドレスと通信ポート番号を知った「レジスト済みサーバ」から着信がやってくる。

ところが、「レジスト済みサーバ」ではなく、知らない相手からも着信がやってくる場合がある。
知らないサーバとは、「レジスト済みのSIPサーバ」ではない不特定の相手ことである。
ネットワークの世界ではIPアドレスさえわかれば相手先に通信可能だからだ。
意図している「レジスト済みサーバ」からのものを正規の着信とすれば、
そうではない不特定の相手からのものは、不正な着信と言えるだろう。

不正な着信を回避する対策としては、
「レジスト済みのSIPサーバ」からのSIP着信かどうかをできる限り判別して受け入れるように設定することである。
ネットワークのIPレベルで、特定のSIPサーバからのアクセスを拒絶したり、受け入れたりすることもできるが、
ここでは、「設定方法」に示すように、RT57iにおいて簡易にSIPレベルでの対策を取り上げている。

「レジスト済みのSIPサーバ」からの正規の着信の場合、
「レジスト済みのSIPサーバ」はクライアントのレジスト情報を把握しているので、
その着信SIPメッセージにはクライアントのユーザー情報が含まれている。(=電話ユーザー名)(=SIPメッセージの To:ヘッダー)

そこで着信プロセス時に、
SIPサーバからのSIPメッセージに含まれているこの「電話ユーザー名」と、
クライアントで自明なそれとを照合することで、
この着信が 「レジスト済みのSIPサーバ」からの正規のものかどうかをある程度は判断できる。
(ただ、詐称の可能性もないとは言えないので完璧な方法ではないだろう。)



○設定方法(YAMAHA RT57iの場合)

アナログポートごとに、着信時に照合する「電話ユーザー名」を設定する必要がある。
下記の方法2がおすすめです。

(注意)設定が適切でなければ、着信が全くできなくなってしまう。


<方法1>
analog sip call mynameコマンドを使う方法

ただし、これでは、
サーバーからのSIPメッセージの「電話ユーザー名」と照合するキーを一つしか登録できないので、
複数の「レジスト済みのSIPサーバ」からの着信を受ける場合には対応できない。
アナログポートごとに「レジスト済みのSIPサーバ」が一つだけなら、この方法でよい。

(例)
アナログポート1において、正規のサーバからの通信を許可する設定する。
クライアントが正規のサーバに対して登録した「電話ユーザー名」654321 をつかって、
サーバーからのSIPメッセージの「電話ユーザー名」を照合し、合致すればその着信を許可する。
analog sip arrive permit 1 myname
analog sip call myname 1 sip:654321

> analog sip arrive permit ?
    入力形式: analog sip arrive permit ポート番号 スイッチ
               ポート番号 = 1-2, スイッチ = 'on', 'off' or 'myname'
      説明: 指定したアナログポートのSIP着信に対する設定を行います
デフォルト値: on


> analog sip call myname ?
    入力形式: analog sip call myname ポート番号 ユーザ名
               ポート番号 = 1-2
      説明: 指定したアナログポートのSIP発信の際に使用される自己SIPアドレス
               を設定します
デフォルト値: sip:rt57i




<方法2>
analog sip arrive myaddressコマンドを使う方法

SIPメッセージの「電話ユーザー名」と照合できるキーを複数、列挙できるので、
「電話ユーザー名」の異なる「レジスト済みのSIPサーバ」が複数ある場合でも対応できる。

(例)
アナログポート1において、正規のサーバからの通信を許可する設定する。
クライアントが正規のサーバに対して登録した「電話ユーザー名」をつかって、
サーバーからのSIPメッセージの「電話ユーザー名」を照合し、合致すればその着信を許可する。
また、クライアントが正規のサーバに対して登録した「電話ユーザー名」を次のように複数設定する。

一つ目、654321
二つ目、765432
三つ目、876543

analog sip arrive permit 1 myname
analog sip arrive myaddress 1 1 sip:654321
analog sip arrive myaddress 1 2 sip:765432

analog sip arrive myaddress 1 3 sip:876543

> analog sip arrive permit ?
    入力形式: analog sip arrive permit ポート番号 スイッチ
               ポート番号 = 1-2, スイッチ = 'on', 'off' or 'myname'
      説明: 指定したアナログポートのSIP着信に対する設定を行います
デフォルト値: on


> analog sip arrive myaddress ?
    入力形式: analog sip arrive myaddress ポート番号 登録番号 ユーザ名( SIPア
               ドレス )
               ポート番号 = 1-2
      説明: 指定したアナログポートのSIP着信の際に使用される自己SIPアドレス
               を設定します




■RTA55iの場合は、次のように指定することができた。

例えば、TELポート1への着信を制御してみる。


予め次のようにして、SIPサーバ「192.30.25.25」にレジストを行っている。
sip server 1 192.30.25.25 register udp sip:01_group01@SIPSERVER 01_group01 PASSWARD

そして、次のようにして、先ず着信しないようにする。
(mynameで定義した"nooneknowsthis"に一致するTo:ヘッダーを持つSIPメッセージなら受け取る。)
analog sip use arrive 1 myname
analog sip use call 1 off
analog sip call myname 1 sip:nooneknowsthis

試しに、この段階で着信させてみると、次のようにログを確認できた。
 [SIP] SIP Call from [sip:070xxxxxxxx@192.30.25.25] to [sip:01_group01@192.168.50.50] rejected.
発信元電話番号「070xxxxxxxx」がSIPサーバ「192.30.25.25」を経て、
ヤマハルーター「192.168.50.50」にユーザー名「01_group01」で着信してきたが、条件に不一致なので拒否されている。
(”nooneknowsthis”に一致するTo:ヘッダーを持つSIPメッセージのみ受け取ることになっている。)


レジスト先のSIPサーバからの着信時には、To:ヘッダーに、sip:01_group01@192.168.50.50 が含まれているので、これの着信を許可する。
次のように設定を追加する。@以下のアドレスも含みいれる必要がある。
analog sip arrive myaddress 1 11 sip:01_group01@192.168.50.50
複数のサーバにレジストしているなら、増やすこともできる。
analog sip arrive myaddress 1 11 sip:01_group01@192.168.50.50
analog sip arrive myaddress 1 12 sip:myid123@192.168.168.168
analog sip arrive myaddress 1 13 sip:home@172.16.16.16
TELポート1に指定した3つのSIPサーバからのみ着信が来るようになる。


TELポート2でも、特定のSIPサーバからの着信を受け付けるように設定すると、
SIPサーバに応じて着信させるTELポートを分けることができる。



(参考)
・RTシリーズのインターネット電話機能に関するFAQ
 無言電話がかかってくる / 不正なSIPパケットを受信する
< http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/FAQ/VoIP/troublevoip-ans.html > 2012年10月14日

・不正なSIPパケット受信による無言電話現象の多発について
< http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/FAQ/Security/sip_trouble.html > 2012年10月14日

2012年8月16日木曜日

【Linux CentOS6.3 64bit版】Canonのレーザープリンターをインストールする

CentOS 6.5 64bit版の場合は、こちらを参照してください。
http://akira-arets.blogspot.jp/2013/12/linux-centos65-64bitcanoniplinux-lipslx.html




CentOS 6.3 64bit版にキャノンのネットワーク対応レーザープリンターをインストールする手順


★目標★
ネットワーク上にあるCanonのレーザープリンターに、CentOS 6.3のGNOMEからリモートでプリントアウトできるようにすること。


<今回の環境>
・CentOS 6 64bit版がデスクトップ用途としてインストールされ、後で、6.3にアップデートされているもの。
[root@Desktop ~]# uname -a
Linux Desktop.localdomain 2.6.32-279.5.1.el6.x86_64 #1 SMP Tue Aug 14 23:54:45 UTC 2012 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux
・CUPSはすでに導入済みで、サービスは動作している。
・ネットワーク機能が正しく動作している。



<インストール手順>

■キャノンのホームページから、インストールするプリンタのLinux用ドライバをダウンロードした。

今回は、64bit版を選択した。
[root@UsersDesktop software]# ls
 linux_lipslx_printerdriver64_v250.tar.gz


■ダウンロードした圧縮ファイルを解凍した。

下のリストのうち、
青字の二つのrpmファイルがドライバに関するファイルである。
また、イエローでマークしているREADMEファイルには、インストール時と運用時の注意事項や、
プリンタ登録の際に必要になるプリンター型番に対応するppdファイル名が記されている。

[root@UsersDesktop software]# tar zxvf linux_lipslx_printerdriver64_v250.tar.gz
linux_lipslx_printerdriver64_v250/
linux_lipslx_printerdriver64_v250/64-bit_Driver/
linux_lipslx_printerdriver64_v250/64-bit_Driver/RPM/
linux_lipslx_printerdriver64_v250/64-bit_Driver/RPM/cndrvcups-common-2.50-1.x86_64.rpm
linux_lipslx_printerdriver64_v250/64-bit_Driver/RPM/cndrvcups-lipslx-2.50-1.x86_64.rpm
linux_lipslx_printerdriver64_v250/Documents/
linux_lipslx_printerdriver64_v250/Documents/guide-lipslx-2.5x.tar.gz
linux_lipslx_printerdriver64_v250/Documents/LICENSE-lipslxdrv-2.50.txt
linux_lipslx_printerdriver64_v250/Documents/README-lipslx-2.5x.txt


■必要とされるパッケージを導入した。

全部で3つある。

・(1/3)
[root@Desktop RPM]# yum install glibc.i686
Loaded plugins: fastestmirror, refresh-packagekit, security
Loading mirror speeds from cached hostfile
 * base: www.ftp.ne.jp
 * epel: ftp.jaist.ac.jp
 * extras: www.ftp.ne.jp
 * updates: www.ftp.ne.jp

Dependencies Resolved

============================================================================================================
 Package                        Arch             Version                          Repository           Size
============================================================================================================
Installing:
 glibc                          i686             2.12-1.80.el6_3.4                updates             4.3 M
Installing for dependencies:
 nss-softokn-freebl             i686             3.12.9-11.el6                    base                116 k

Transaction Summary
============================================================================================================
Install       2 Package(s)

Total download size: 4.4 M
Installed size: 13 M
Is this ok [y/N]: y

Installed:
  glibc.i686 0:2.12-1.80.el6_3.4

Dependency Installed:
  nss-softokn-freebl.i686 0:3.12.9-11.el6

Complete!

・(2/3)
[root@Desktop RPM]# yum install libjpeg.i686
Loaded plugins: fastestmirror, refresh-packagekit, security
Loading mirror speeds from cached hostfile
 * base: www.ftp.ne.jp
 * epel: ftp.jaist.ac.jp
 * extras: www.ftp.ne.jp
 * updates: www.ftp.ne.jp

Dependencies Resolved

============================================================================================================
 Package                   Arch                   Version                      Repository              Size
============================================================================================================
Installing:
 libjpeg                   i686                   6b-46.el6                    base                   133 k

Transaction Summary
============================================================================================================
Install       1 Package(s)

Total download size: 133 k
Installed size: 280 k
Is this ok [y/N]: y

Installed:
  libjpeg.i686 0:6b-46.el6

Complete!

・(3/3)
[root@Desktop RPM]# yum install libxml2.i686
Loaded plugins: fastestmirror, refresh-packagekit, security
Loading mirror speeds from cached hostfile
 * base: www.ftp.ne.jp
 * epel: ftp.jaist.ac.jp
 * extras: www.ftp.ne.jp
 * updates: www.ftp.ne.jp

Dependencies Resolved

============================================================================================================
 Package                 Arch                 Version                            Repository            Size
============================================================================================================
Installing:
 libxml2                 i686                 2.7.6-4.el6_2.4                    base                 795 k
Installing for dependencies:
 zlib                    i686                 1.2.3-27.el6                       base                  72 k

Transaction Summary
============================================================================================================
Install       2 Package(s)

Total download size: 867 k
Installed size: 1.8 M
Is this ok [y/N]: y

Installed:
  libxml2.i686 0:2.7.6-4.el6_2.4

Dependency Installed:
  zlib.i686 0:1.2.3-27.el6

Complete!


■プリンタドライバをインストールした。
[root@Desktop software]# cd linux_lipslx_printerdriver64_v250/64-bit_Driver/RPM
[root@Desktop RPM]# ls
cndrvcups-common-2.50-1.x86_64.rpm  cndrvcups-lipslx-2.50-1.x86_64.rpm

[root@Desktop RPM]# rpm -ivh cndrvcups-common-2.50-1.x86_64.rpm
準備中...                ########################################### [100%]
   1:cndrvcups-common       ########################################### [100%]

[root@Desktop RPM]# rpm -ivh cndrvcups-lipslx-2.50-1.x86_64.rpm
準備中...                ########################################### [100%]
   1:cndrvcups-lipslx       ########################################### [100%]
[root@Desktop RPM]#

以上で、プリンタドライバのインストールは完了した。


■システムにプリンタを登録した。

lpadminというコマンドを使ってプリンタを登録した。
登録には、プリンタの型番に対応するppdファイルが必要になる。
各プリンタに対応するppdファイル名は、上述のREADMEファイルに記載されていた。

コマンドの使い方:
[root@Desktop RPM]# /usr/sbin/lpadmin
使い方:

    lpadmin [-h サーバー] -d 宛先
    lpadmin [-h サーバー] -x 宛先
    lpadmin [-h サーバー] -p プリンター [-c 追加クラス] [-i インターフェイス]
                       [-m モデル] [-r 削除クラス] [-v デバイス]
                       [-D 宛先] [-P PPD ファイル] [-o 名前=値]
                       [-u allow:ユーザー,ユーザー] [-u deny:ユーザー,ユーザー]



 (プリンタ登録例)
・LBP5910という型のプリンタ(IPv4アドレス:192.168.100.101)を、LBP5910_LIPSLXという名称で登録した。
[root@Desktop RPM]# /usr/sbin/lpadmin -p LBP5910_LIPSLX -m CNCUPSLBP5910ZJ.ppd -v lpd://192.168.100.101/LBP5910 -E

・LBP3900という型のプリンタ(IPv4アドレス:192.168.100.102)を、LBP3900_LIPSLXという名称で登録した。
[root@Desktop RPM]# /usr/sbin/lpadmin -p LBP3900_LIPSLX -m CNCUPSLBP3950ZJ.ppd -v lpd://192.168.100.102/LBP3900 -E


・LBP3800という型のプリンタ(IPv4アドレス:192.168.100.103)を、LBP3800_LIPSLXという名称で登録した。
[root@Desktop RPM]# /usr/sbin/lpadmin -p LBP3800_LIPSLX -m CNCUPSLBP3800ZJ.ppd -v lpd://192.168.100.103/LBP3800 -E

・iRC2550という型のプリンタ(IPv4アドレス:192.168.100.104)を、iRC2550_LIPSLXという名称で登録した。
[root@Desktop RPM]# /usr/sbin/lpadmin -p iRC2550_LIPSLX -m CNCUPSIRC2550ZJ.ppd -v lpd://192.168.100.104/iRC2550 -E


■プリントアウトを行った。

登録されたプリンタは、GNOMEの「システム-管理」項目の「印刷」から開かれるウインドウに表れた。
このプリンタアイコンの右クリックメニューから、プロパティーを表示させ、そこからテスト印刷を行えた。

<注意>
デフォルト用紙サイズがLetterになっていたので、プロパティーのプリンタオプションから、プリンタに応じて適切に設定する必要があった。



(参考)
・ Add Printer from Linux Console -- lpadmin command -ubuntu 1104
< http://www.tek-tips.com/viewthread.cfm?qid=1672833 > 2012年8月17日

【Linux CentOS 6.3】LibreOfficeを日本語化する

CentOS 6をデスクトップとしてインストールすればGNOMEと共にオフィスソフトウェアであるLibreOfficeも導入されるが、
そのGUIインターフェイスはデフォルトでは英語表記になっている。

オフィススイートLibreOfficeを日本語化するためには、追加でパッケージを導入すればよい。
導入後、設定不要で日本語化された。


日本語化パッケージはyumで導入できた。

[root@Desktop ~]# yum install libreoffice-langpack-ja

Dependencies Resolved

================================================================================
 Package                    Arch      Version                  Repository  Size
================================================================================
Installing:
 libreoffice-langpack-ja    x86_64    1:3.4.5.2-16.1.el6_3     updates     17 M
Installing for dependencies:
 autocorr-ja                noarch    1:3.4.5.2-16.1.el6_3     updates     89 k

Transaction Summary
================================================================================
Install       2 Package(s)

Total download size: 17 M
Installed size: 36 M
Is this ok [y/N]:y

Installed:
  libreoffice-langpack-ja.x86_64 1:3.4.5.2-16.1.el6_3

Dependency Installed:
  autocorr-ja.noarch 1:3.4.5.2-16.1.el6_3

Complete!

2012年7月9日月曜日

【YAMAHA RTシリーズ】相手先の電話番号にもとづいて回線を自動選択し発信する設定【RT57i Rev.8.00.95】

RT57i(Rev.8.00.95 古いファームでは非対応のはず) な ど では、
電話発信時に、相手先の電話番号に基づいて電話回線を自動選択することができる。

RT57iに接続できる電話回線の種類には、line(ISDN)、server(SIP SERVER)などがある。

(注意)
回線種、ルート情報、ルート適用順などを吟味し正しく用いなければ、緊急番号などへ発信できなくなってしまう。


追加する設定は、TELNETでRT57iにログインしてコマンドを入力した。


1、まず、電話番号ルーティングテーブルを作成した。
analog call route-table 1 201 301  ←テーブルを№1として作成し、以下で設定するルート情報番号をつかって定義(ルート設定の順序に注意
analog call route 201 070* line    ←ルート情報を№201として定義(070で始まる番号はlineへ流れる)
analog call route 301 * server=1  ←ルート情報を№301として定義(すべての番号はsip server1へ流れる)

2、作成したルーティングテーブルを有効化した。
analog extension dial prefix routing route-table=1 server=1

このように設定すると、電話発信時に先ずルーティングテーブル1が参照され相手先番号に基づいて回線が選択される。
いずれにも該当しない電話番号については、設定の通りsip server1が選択される。



(参考)
23.3.7 TEL ポートにおける特定のプレフィックスによる発呼経路選択の設定
< http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/manual/nvr500/voip/analog_extension_dial_prefix.html > 2012年7月9日

2012年7月2日月曜日

【Linux CentOS6.2 64bit版】「うるう秒」によってCPU使用率が高くなり大量のログが出力された【scsi-target-utils 1.0.14】

2012年6月30日(UTC)のうるう秒の後、CentOS6.2で動作させているシステムでCPUの使用率が高くなっていた。

CentOS6.2ではntpd(ntp 4.2.4p8)を動作させていた。

CPU使用率が80%を越えており、ログを見るとscsi-target-utils.x86_64 0:1.0.14-4.el6が影響を受けているようだった。


ログを見てみると、次のように、 「inserting leap second」の直後から、
scsi-target-utilsのエラーメッセージが延々と大量に出力されていた。(24時間以上放置していたため、ログファイルが3Gバイトを超えてしまっていた)

Jul  1 08:59:59 iscsi-01 kernel: Clock: inserting leap second 23:59:60 UTC
Jul  1 09:00:00 iscsi-01 tgtd: work_timer_evt_handler(89) failed to read from timerfd, Resource temporarily unavailable
Jul  1 09:00:00 iscsi-01 tgtd: work_timer_evt_handler(89) failed to read from timerfd, Resource temporarily unavailable
Jul  1 09:00:00 iscsi-01 tgtd: work_timer_evt_handler(89) failed to read from timerfd, Resource temporarily unavailable
Jul  1 09:00:00 iscsi-01 tgtd: work_timer_evt_handler(89) failed to read from timerfd, Resource temporarily unavailable
あきらかに、うるう秒の影響を受けて、scsi-targetがおかしくなっている。ただハングアップはしていなかった。


気づいて、ようやく問題に対処した。
(下記の方法に訂正)
[root@iscsi-01 ~]# date -s "`LANG=C date`"
2012年  7月  2日 月曜日 11:55:03 JST
コマンド入力後には、スーッとCPU使用率が低下した。

上のコマンドではシステムによっては間違った時刻になる場合があるそうです。
同じく参照させてもらったサイトによると次のコマンドが良いようです。< ありがとうございます
date `date +'%m%d%H%M%C%y.%S'`


(参考)
・うるう秒のあとにMySQLなどのCPU使用率が高騰する件について
< http://d.hatena.ne.jp/sh2/20120702 > 2012年7月2日

・dateコマンドのオプションについて
< http://d.hatena.ne.jp/sh2/20120704 > 2012年7月9日

・Leap Second
< http://centos.distrosfaqs.org/general/leap-second/ > 2012年7月2日

・Leap Seconds in Red Hat Enterprise Linux
< https://access.redhat.com/knowledge/articles/15145 > 2012年7月2日

2012年6月12日火曜日

【iPad 3 iOS 5.1.1】【iTunes 10.6.1.7】iTunesとiPadの連携によるファイル共有について

iTunes 10.6.1.7(Windows7で動作しているもの)と、iPad 3 iOS 5.1.1とのファイル共有について



□iTunes-iPad間「ファイル共有」の操作手順

1、iTunesの動作しているWindowsマシンと、iPadとをUSBケーブルで接続する

iTunesにUSBケーブルでiPadを接続すると、iTunes側では「名前付きのデバイス」として認識された。
デフォルトでは、「○○のiPad」という感じの名前だった。


2、iTunes側で、iPadとのアプリケーション同期機能の操作画面を表示させる

以下は、iTunes側での操作であり、iPadは接続されたままで何の操作も必要なかった。

 この「○○のiPad」というデバイス名(手順1)をクリックすると、ウインドウ右側の上方(中央リンゴマークの真下)に、
タブのような機能を持つ小さい小さいアイコンが現れた。
(概要)(情報)(App)(ミュージック)(ムービー)(テレビ番組)(写真)
そのうちの、「App」をクリックすると、アプリケーション同期機能の操作用インターフェイスが開いた
さらにこの下半分に、「ファイル共有」機能の操作用インターフェイスがあった
以下のAppでは、iPadとこのコンピューターとの間で書類を転送できます。
と書かれていた。



3、iTunes-iPad間の「ファイル共有」機能を使ってファイルを転送する


まずは、「App」リストから、転送したいファイルを扱っているアプリケーションを選択する

「ファイル共有」機能の操作用インターフェイス(手順2)の左側にある「App」リストには、
当該デバイス「○○のiPad」にインストール済みのアプリケーション名が表示されていた。

(注意)
ただしこれらのアプリケーションは「iTunesとのファイル共有機能」を持ったものである。
たとえば「OOReader」などのアプリケーションはこの機能は持っていないので表示されないようだ。


(例)iPadにインストール済みの場合に表示される「Adobe Reader」

左側「App」リストの「Adobe Reader」をクリックすると、
右側には、「Adobe Readerの書類」と称されたファイルリストが表示された。
これは、iPad側ローカルに「Adobe Reader」アプリが保存しているデータが、ファイルリストで表示されたものである。

当然、当該iPadのアプリケーションがデータが保存されていなければ、この「書類」リストは空のままになる。


・「書類」リストからデータを選択しWindows側に転送する

右側の「書類」リストに表示されたファイルを選択し、下にある「保存先...」というボタンをクリックした。
そうすると保存先を指定するウインドウが開いたので、保存先フォルダを指定すれば転送できた。



・Windows側にあるファイルをiPad側に転送する

(注意)
転送可能なファイルの種類は、iPad側の当該アプリケーションが扱えるものである。
Adobe Readerの例なら、扱えるファイルのタイプはたとえばpdfファイルであるので、
pdfファイルならばiPad側(もっと言うと、iPad側のAdobe Reader)へ転送することができる。

(注意)
ボタン「同期」を押すことで、iPadへの転送が完了するようだ。


「追加」というボタンをクリックし、Windows側に保存されているファイルを選択した。
すると「書類」リストに、選択したファイルが表示が追加された。

ところで、「書類」リストに載っているデータを削除したい場合は、
データを選択してからキーボードの「Del」ボタンを押すことでリストから消すことができた。


いずれも、操作画面の一番下にある「同期」というボタンを押すことで、iPadへのデータ操作が完了した。




□気づいたこと

iTunesとiPad間の連携において「ファイル共有」と言えば、両者間「アプリケーション同期」が持つ副機能であるように思えた。

「アプリケーション同期」では、iTunesのライブラリに保存されているアプリケーションを、iPadに転送しインストールすることなどができる。

そして、iPadにインストール済みで、なおかつ、言わばiTunes連携機能を持ったアプリケーションについて、
Windows側からファイルを転送したり、データを取り出してWindows側ファイルに保存したり、
ファイルの転送が可能になるようだ。

アプリケーション全体を転送する機能をメインとすれば、アプリケーション内のデータの転送の機能はサブになるのだと思った。

【iPad 3 iOS 5.1.1】ブラウザSafariが開けるファイルの種類

iPad 3(iOS 5.1.1)搭載のブラウザSafariで開けるファイルについて



□Safariのデフォルト機能で開けるもの

(例)xls、doc、pdfなど、

httpリンク上にあるMSオフィスのxlsファイルや、docファイルを開くことができた。pdfファイルも開けた。

ブラウザSafariで表示させた後に、別のアプリケーションで開きなおすこともできた。
 いったん文書をSafariの機能で開いた後、
文書の上部にバーとともに現れる「"○○で開く"と書かれたボタン」を押すことで、対応する別のアプリケーションで開きなおすことも可能だった。

ただこの「"○○で開く"と書かれたボタン」は、
当該文書を扱えるアプリケーションがiPadにインストールされている場合に
表示された文書の上部端を指でワンプッシュすることで現れるようだ。



□追加アプリが必要なもの

(例)odsなど、

Open Officeのodsファイルなどを開きたい場合は、追加アプリとして「OOReader」をiPadに導入しておくとよい。
対象ファイルのhttpリンクをクリックすると、OOReaderで開くための操作ページが表示されるようになった。
一度開いた文書は、OOReader側にコピーされローカルに保存されるようだ。

2012年6月11日月曜日

【Linux CentOS 6.2 64bit 版】TurboVNC Serverのインストールと設定

CentOS 6.2 64bit版に、TurboVNC 1.1 Serverをインストールしたときのメモ


Turbo VNCは、公開されているRPMパッケージで導入できた。

ただいくつかの問題点に気が付いた。
インストールする前に、次に挙げる不具合を確認したほうがいい。

「ただし、このブログ記事は、2012年のものなのでとても古いです。
現在の新しいパッケージでは、不具合が解決されているかもしれません。試していません。」


(不具合)
・gnome上で、ファイルアイコンの右クリックメニューを表示させたとき、しばしばメニュー一番目にある項目が勝手に選択実行されてしまった。
そのため、ファイルで右クリックを押しただけでそのメニュー一番目に「アプリケーションで開く」があれば勝手にファイルが開いてしまうし、
デスクトップ上の何もないところで右クリックを押しただけで、そのメニューの一番目にある「フォルダを新規作成」が勝手に選択実行されて、フォルダが作成されてしまった。
(回避策: 右クリックで表示されるメニューを使わないこと。代わりに、デスクトップをHOMEフォルダから開いてウインドウ表示させ、その編集メニューにあるコピーや、貼り付けなどの機能を用いる。)

・このインストール環境で試したところ、gnome上でファイルのドラッグアンドドロップ操作ができなかった。
(回避策: ウインドウ上部バー編集メニューにあるコピーアンドペーストを使う。)

・システム起動時のタイミングでtvncserverを自動起動させると、gnomeが日本語モードにならなかったので注意。
(回避策: 手動で起動すれば問題なかった。対応方法などは後述)


今後の、バージョンアップに期待して前向きに。



□インストール手順

(注意事項)
・設定ファイル名や実行ファイルの位置などが、yumでインストールできるvnc serverとは異なっていたので注意。

<前提>

・CentOS 6.2 64bit版は、インストーラーで「デスクトップ」を選択して導入したものを用いた。
・SELinuxは解除した。
・簡単のためにファイアウォールは無効にした。


1、rpmファイルのダウンロードを行った

http://sourceforge.net/projects/virtualgl/files/TurboVNC/1.1/ からrpmファイルをダウンロードした。
[root@local software]# ls
turbovnc-1.1.x86_64.rpm

2、必要なパッケージをインストールした

[root@local software]# yum install libXaw
Installed:
  libXaw.x86_64 0:1.0.6-4.1.el6

Complete!

3、rpmコマンドを使って、ダウンロード済みのturbovnc-1.1.x86_64.rpmをインストールした
[root@local software]# rpm -ivh turbovnc-1.1.x86_64.rpm
準備中...                ########################################### [100%]
   1:turbovnc               ########################################### [100%]



□設定手順

<前提>
・ログインできてgnomeが使用可能な「LINUXユーザー」(例として、userA、userB)があること
・そのユーザーで一度以上ログインしgnomeを使用しており、ホームディレクトリに関係ファイルが配置されていること


0、設定に必要なファイルの位置や名前を確認した

[root@local software]# find / -name "*vnc*"
/usr/share/doc/turbovnc-1.1
/usr/share/doc/turbovnc-1.1/turbovnc.css
/usr/share/doc/turbovnc-1.1/turbovnc3.png
/usr/share/doc/turbovnc-1.1/turbovnc1.png
/usr/share/doc/turbovnc-1.1/turbovnc6.png
/usr/share/doc/turbovnc-1.1/turbovnc5.png
/usr/share/doc/turbovnc-1.1/turbovnc4.png
/usr/share/doc/turbovnc-1.1/turbovnc2.png
/usr/share/applications/tvncviewer.desktop
/root/software/turbovnc-1.1.x86_64.rpm
/opt/TurboVNC/man/man1/vncserver.1
/opt/TurboVNC/man/man1/vncviewer.1
/opt/TurboVNC/man/man1/vncpasswd.1
/opt/TurboVNC/man/man1/vncconnect.1
/opt/TurboVNC/man/man1/Xvnc.1
/opt/TurboVNC/vnc
/opt/TurboVNC/vnc/classes/index.vnc
/opt/TurboVNC/bin/vncpasswd
/opt/TurboVNC/bin/vncconnect
/opt/TurboVNC/bin/tvncconfig
/opt/TurboVNC/bin/Xvnc
/opt/TurboVNC/bin/vncviewer
/opt/TurboVNC/bin/vncserver
/etc/sysconfig/tvncservers
/etc/rc.d/rc5.d/K35tvncserver
/etc/rc.d/rc4.d/K35tvncserver
/etc/rc.d/rc1.d/K35tvncserver
/etc/rc.d/rc2.d/K35tvncserver
/etc/rc.d/rc0.d/K35tvncserver
/etc/rc.d/rc6.d/K35tvncserver
/etc/rc.d/rc3.d/K35tvncserver
/etc/rc.d/init.d/tvncserver
/etc/turbovncserver.conf
/etc/turbovncserver-auth.conf

1、LINUXユーザーのホームディレクトリに、.vnc 隠しディレクトリを作成した

作成する.vncディレクトリは、userAがリード・ライトできるようにした

[root@local software]# cd /home/userA
[root@local software]# su userA
bash-4.1$ mkdir .vnc

同様にして、userBについても設定を行う


2、VNCパスワードを設定した(VNC ViewerでVNC Serverにアクセスするときに求められる)

(注意) su userAのままなので、userA用パスワードを作成することになる

bash-4.1$ /opt/TurboVNC/bin/vncpasswd
Password:  ←設定するパスワードを入力した
Verify:    ←確認のためもう一度入力した
Would you like to enter a view-only password (y/n)? n  ← yにすると、view-only用になってしまうので注意

3、VNCサーバの設定を行った

(注意)rootに戻っておく

設定ファイル内の例に倣って設定を行った
[root@local ~]# vim /etc/sysconfig/tvncservers
一部抜粋

# VNCSERVERS="1:myusername"
# VNCSERVERARGS[1]="-geometry 800x600 -nohttpd -localhost"
#
VNCSERVERS="1:userA 2:userB"

1:userAの1や、2:userBの2は、VNCのディスプレイ番号である。
ディスプレイ番号は重ならないように指定すること。

(注意)
ディスプレイ番号は、VNCクライアントが接続してくる「待ち受けポート番号」に関係する。
待ち受けポート番号 = 5900 + ディスプレイ番号になっている。

ディスプレイ番号によっては、(システム予約され)使用できないポート番号と重なってしまい、VNCSERVERの起動に失敗してしまう。

たとえば、ディスプレイ番号、53や、102に設定すると、VNCSERVERの起動に失敗した。
この場合、別の番号を指定すると問題なく起動することができた。



4、VNC Serverを起動した

[root@local ~]# service tvncserver start
TurboVNC server を起動中: 1:userA 2:userB                         [  OK  ]

5、システム起動時に自動的にスタートするように設定した

[root@local ~]# chkconfig tvncserver on

システム起動時のタイミングでtvncserverを起動すると、gnomeが日本語モードにならなかったので注意。
rc.localに起動コマンドを記述する方法でも同様に、gnomeが日本語にならなかった。
gnomeで日本語を使いたい場合は、自動スタートの設定をせずに、
システム起動後にターミナルから手動でservice tvncserver startすると良い。



□動作テスト

今回のインストール作業で専用Viewerもインストールされており、GNOMEのメニューから利用可能だった。

動作テストでは、クライアントソフトのVNC Viewer (Windows版)からアクセスした。
TurboVNC専用のクライアントソフトを使うと、ローカルで操作しているみたいにとても快適だった。

VNC Viewerには、サーバマシンIPv4アドレスと接続ポートを指定した。
接続ポート番号で、VNCのディスプレイ番号とLINUXユーザーが区別される。
接続ポート番号は、5900に「VNCのディスプレイ番号」を加算した数になる。

(例)userAのVNCディスプレイ番号にアクセスする場合
VNC Serverアドレス:5901

【Linux CentOS 6.2 64bit 版】gnomeロックダウンエディタpessulusをインストールする

これは古い情報です。
必要になる依存パッケージ(gnome-python2-bugbuddy)が廃止されたため、利用は推奨されないようです。

代わりに、次の方法を利用することができます。
http://akira-arets.blogspot.jp/2013/12/centos6gnome-disable-logout-screenlock.html 




CentOS 6.2 64bit版に、gnomeロックダウンエディタpessulusをインストールしたときのメモ


gnomeロックダウンエディタを使えば、
たとえばgnomeのメニューのシャットダウンやログアウトを無効化することなどができる。


yumを使ってpessulusをインストールした。
yum installコマンドだけでインストールが完了することを期待していたが、
pessulusが正常に起動しなかったため調整が必要になった。


<手順>

1、yumを使ってまずはpessulusをインストール
[root@local ~]# yum install pessulus
Loaded plugins: fastestmirror, refresh-packagekit, security
Loading mirror speeds from cached hostfile
 * base: ftp.jaist.ac.jp
 * epel: ftp.jaist.ac.jp
 * extras: ftp.jaist.ac.jp
 * updates: ftp.jaist.ac.jp
Setting up Install Process
Resolving Dependencies
--> Running transaction check
---> Package pessulus.noarch 0:2.28.0-1.el6 will be installed
--> Finished Dependency Resolution

Dependencies Resolved

================================================================================
 Package           Arch            Version                  Repository     Size
================================================================================
Installing:
 pessulus          noarch          2.28.0-1.el6             base          127 k

Transaction Summary
================================================================================
Install       1 Package(s)

Total download size: 127 k
Installed size: 458 k
Is this ok [y/N]: y
Downloading Packages:
pessulus-2.28.0-1.el6.noarch.rpm                         | 127 kB     00:00
Running rpm_check_debug
Running Transaction Test
Transaction Test Succeeded
Running Transaction
  Installing : pessulus-2.28.0-1.el6.noarch                                 1/1

Installed:
  pessulus.noarch 0:2.28.0-1.el6

Complete!

ところが、この状態でgnomeメニューからpessulusを起動しようとすると、
「自動バグ報告ツール」にメッセージが現れて、起動できなかった。
詳細を確かめると、ImportantError: No module named bugbuddy というエラーが発生していた。

そこで、yum infoでインストール状況を調べた。
# yum info *bugbuddy

Available Packages
Name        : gnome-python2-bugbuddy
Arch        : x86_64
Version     : 2.28.0
Release     : 4.el6
Size        : 12 k
Repo        : base ←未インストール状態だと判明した
Summary     : Python bindings for interacting with bug-buddy
License     : GPLv2+
Description : This module contains a wrapper that allows the use of bug-buddy
            : via Python.


そこで、yum installコマンドで対象パッケージを導入しようとしたが、うまくいかなかった。

# yum install gnome-python2-bugbuddy
 * base: ftp.jaist.ac.jp
 * epel: ftp.jaist.ac.jp
 * extras: ftp.jaist.ac.jp
 * updates: ftp.jaist.ac.jp
Setting up Install Process
Nothing to do ←不具合なのか、なぜか、インストールできなかった

それなので、次のようにいったんrpmパッケージをダウンロードし、rpmコマンドでインストールすることにした


2、追加で必要なパッケージをインストールした
(注意)
上述の通り、このパッケージはyumリポジトリに存在するものの、不具合なのかinstallコマンドで導入できなかったため、rpmコマンドで導入した。

・対象のパッケージをダウンロードした
[root@local software]# wget http://ftp.riken.jp/Linux/centos/6.2/os/x86_64/Packages/gnome-python2-bugbuddy-2.28.0-4.el6.x86_64.rpm

長さ: 12352 (12K) [text/plain]
`gnome-python2-bugbuddy-2.28.0-4.el6.x86_64.rpm' に保存中
100%[======================================>] 12,352      --.-K/s 時間 0.04s
`gnome-python2-bugbuddy-2.28.0-4.el6.x86_64.rpm' へ保存完了 [12352/12352]

・ダウンロードした対象のパッケージをrpmコマンドでインストールした
[root@local software]# rpm -ivh gnome-python2-bugbuddy-2.28.0-4.el6.x86_64.rpm
準備中...                ########################################### [100%]
   1:gnome-python2-bugbuddy ########################################### [100%]

・念のために対象パッケージをyum infoで確認してみた
[root@local software]# yum info gnome-python2-bugbuddy
Installed Packages
Name        : gnome-python2-bugbuddy
Arch        : x86_64
Version     : 2.28.0
Release     : 4.el6
Size        : 2.4 k
Repo        : installed ←インストール済みになった
Summary     : Python bindings for interacting with bug-buddy
License     : GPLv2+
Description : This module contains a wrapper that allows the use of bug-buddy
            : via Python.


3、ロックダウンエディタpessulusをgnomeのメニューから起動させた

gnomeのメニューから、ロックダウンエディタを起動することができた。

2012年6月7日木曜日

【CentOS5.8】【Apache2.2.3】ディレクトリインデックス表示で日本語ファイル名の文字化けを解消する方法

CentOS5.8でyumによって導入されるApache 2.2.3において、
ディレクトリに置かれた「日本語ファイル名」のファイルをディレクトリインデックス表示させたとき、
ブラウザでこれらのファイル名に文字化けが発生した。


□対策□

http.confファイルを編集し、IndexOptionsに、Charset=UTF-8 を追加した。
後で、httpdを再起動した。

[root@localhost ~]# vim /etc/httpd/conf/httpd.conf
(一部のみ抜粋)  
 IndexOptions FancyIndexing VersionSort NameWidth=* HTMLTable Charset=UTF-8


対策後、文字化けは解消した。

ちなみに、CentOS6.2でyumで導入できるApache 2.2.15では、すでにこれと同じ編集が済んでいて、文字化けは発生しなかった。

2012年5月14日月曜日

【Linux CentOS6.2 64bit版】ZFS(FUSE)のインストールと設定、そして簡単な実験

CentOS 6.2 64bit版に、ZFS(FUSE)をインストールしたときのメモ

更新:2016年11月10日(ストレージプールのサイズについて)

※警告※
(1)ZFSを使用するPCはECC対応メモリーを実装したものを使うべきらしい。
さもなければ、保存データを壊してしまう危険があるらしい。(†1)

(2)スクリプトを組んでchownやchmodで頻繁にファイルの所有者や権限を変更する必要がある場合、
以下の手順で導入するZFS-FUSEは使用するべきではない
頻繁ではないもののZFS-FUSEが落ちてしまうことがある。すると当然、ファイルシステムにアクセスできなくなる。(†2)

毎日、数分おきに合計200回程度で、所有者と権限の変更を行っていたところ、
半年に1度の頻度で、ZFS-FUSEが落ちてしまった。
そうではない環境では、ZFS-FUSEは安定に動作しつづけた。

(この回復のためには、service zfs-fuse stop して、ある程度じっくり待ってから、service start zfs-fuseする。)



□注意□
ネイティブZFSとは異なり、ZFS-FUSEでは、ACLを使うことができないようだ。
実際に、setfaclコマンドで試してみたが、”サポートされていない操作です”とエラーになった。
(参考)
・#130 — Lack of (Posix) ACL support cripples zfs-fuse < http://zfs-fuse.net/issues/130 > 2012年6月7日
・Compressed fs with acl (posix) support? < http://www.linuxquestions.org/questions/linux-server-73/compressed-fs-with-acl-posix-support-938090/ > 2012年6月7日


以下、ZFS-FUSEの導入の手順メモ

使用したCentOS 6.2 64bit版は、インストーラーから「Desktop用途」を選択してインストールしたものである。

■パッケージ zfs-fuse のインストール

ZFSの導入は、専用のパッケージをYUMでインストールするだけだった。


1、epelリポジトリを使用できるようにした

必要なパッケージがepelリポジトリに存在しているため、epelを利用できるようにする。
[root@FileServer-01 ~]# rpm -ivh http://ftp.riken.jp/Linux/fedora/epel/6/x86_64/epel-release-6-6.noarch.rpm
http://ftp.riken.jp/Linux/fedora/epel/6/x86_64/epel-release-6-6.noarch.rpm を取得中
警告: /var/tmp/rpm-tmp.nitPMD: ヘッダ V3 RSA/SHA256 Signature, key ID 0608b895: NOKEY
準備中...                ########################################### [100%]
   1:epel-release           ########################################### [100%]
[root@FileServer-01 ~]#


2、 zfs-fuseのインストールをyumを使って行った

インフォメーションを表示させる
[root@FileServer-01 ~]# yum info zfs-fuse
Loaded plugins: fastestmirror, refresh-packagekit, security
Loading mirror speeds from cached hostfile
epel/metalink                                                            | 4.1 kB     00:00    
 * base: ftp.jaist.ac.jp
 * epel: ftp.jaist.ac.jp
 * extras: ftp.jaist.ac.jp
 * updates: ftp.jaist.ac.jp
epel                                                                     | 4.0 kB     00:00    
epel/primary_db                                                          | 4.4 MB     00:00    
Available Packages
Name        : zfs-fuse
Arch        : x86_64
Version     : 0.6.9
Release     : 6.20100709git.el6
Size        : 1.4 M
Repo        : epel
Summary     : ZFS ported to Linux FUSE
URL         : http://zfs-fuse.net/
License     : CDDL
Description : ZFS is an advanced modern general-purpose filesystem from Sun
            : Microsystems, originally designed for Solaris/OpenSolaris.
            :
            : This project is a port of ZFS to the FUSE framework for the Linux
            : operating system.
            :
            : Project home page is at http://zfs-fuse.net/

インストールを行う
[root@FileServer-01 ~]# yum install zfs-fuse
Loaded plugins: fastestmirror, refresh-packagekit, security
Loading mirror speeds from cached hostfile
 * base: ftp.jaist.ac.jp
 * epel: ftp.jaist.ac.jp
 * extras: ftp.jaist.ac.jp
 * updates: ftp.jaist.ac.jp
Setting up Install Process
Resolving Dependencies
--> Running transaction check
---> Package zfs-fuse.x86_64 0:0.6.9-6.20100709git.el6 will be installed
--> Finished Dependency Resolution

Dependencies Resolved

================================================================================================
 Package             Arch              Version                            Repository       Size
================================================================================================
Installing:
 zfs-fuse            x86_64            0.6.9-6.20100709git.el6            epel            1.4 M

Transaction Summary
================================================================================================
Install       1 Package(s)

Total download size: 1.4 M
Installed size: 4.1 M

Installed:
  zfs-fuse.x86_64 0:0.6.9-6.20100709git.el6                                                    

Complete!
 
再起動時にもzfs設定関係のコマンドが実行できるようにしておく
[root@FileServer-01 ~]# chkconfig zfs-fuse on

下記、ZFS-FUSEの設定に備えて、サービスを起動しておく
[root@FileServer-01 ~]# service zfs-fuse start



■ストレージプールと、ZFSファイルシステムを作成し、マウントポイントを指定した

ZFSに対応したファイルシステムを使うには、最初にストレージプールを作成する。
今回は空HDDを丸ごと使ってストレージプールを作成した。
(領域確保したパーティションを指定することもできる。)

ストレージプール上にZFSファイルシステムを作成する。

作成したZFSファイルシステムは任意のディレクトリにマウントできた。


1、ストレージプールを作成した
[root@FileServer-01 ~]# zpool create zfsstrpool /dev/sdx

zfsstrpool ・・・ 定義を行うストレージプール名 (任意に名づけられる)
/dev/sdx ・・・ このストレージプールに参加させる空HDDのデバイス名

ルートディレクトリに作成したストレージプールなどが現れることを確認
[root@FileServer-01 ~]# ls -all -h / | grep zfs
drwxr-xr-x.   2 root root    0  1月  1 09:00 1970 zfs-kstat
drwxr-xr-x.   2 root root    2  5月 14 12:57 2012 zfsstrpool

○ところで、parted で調べたパーティションの容量よりもストレージプールは小さくなっていた。
(ストレージプールとして確保された容量は、zpool list コマンドで調べられる。)

ストレージプールに当てるパーティションのサイズを変化させて調べたら、以下のようになった。

約 188GB のパーティションの場合、ストレージプールでは約 13GB 少なくなった。175GBになった。
約 183GB のパーティションの場合、ストレージプールでは約 13GB 少なくなった。170GBになった。
約 238GB のパーティションの場合、ストレージプールでは約 18GB 少なくなって、220GBとなった。

ストレージプールに割り当てたパーティションのサイズが増えると減少量は増加するのではないか。

ZFSは、ブロックごとにハッシュデータを持っていて、エラーを検出できるようになっているようだ。(†1)
このハッシュデータの保存場所確保のためにストレージプールで使用できるサイズが減少するのではないか。


2、作成したストレージプールに、ZFSファイルシステムを生成した

[root@FileServer-01 ~]# zfs create zfsstrpool/fs01-zfs

zfsstrpool ・・・ 対象のストレージプール名
fs01-zfs ・・・ 生成するファイルシステムの名(任意に名づけられる)

生成したZFSファイルシステムは、次の位置に自動的にマウントされた
[root@FileServer-01 ~]# zfs mount
zfsstrpool                      /zfsstrpool
zfsstrpool/fs01-zfs             /zfsstrpool/fs01-zfs

ZFSファイルシステムのマウント位置は、ファイルシステム名と同じ名前のディレクトリになっていた
[root@FileServer-01 ~]# ls -all -h / | grep zfs
drwxr-xr-x.   2 root root    0  1月  1 09:00 1970 zfs-kstat
drwxr-xr-x.   3 root root    3  5月 14 13:09 2012 zfsstrpool
[root@FileServer-01 ~]# cd /zfsstrpool/
[root@FileServer-01 zfsstrpool]# ls
fs01-zfs


3、マウントポイント位置を変更した

マウントポイントにするディレクトリを作成した
[root@FileServer-01 ~]# mkdir /home/files

ZFSファイルシステムのマウントポイントをセットしなおした
[root@FileServer-01 ~]# zfs set mountpoint=/home/files zfsstrpool/fs01-zfs

ZFSファイルシステムのマウント状態を確認した
[root@FileServer-01 ~]# zfs mount
zfsstrpool                      /zfsstrpool
zfsstrpool/fs01-zfs             /home/files



■生成したZFSファイルシステムで、圧縮機能や、重複排除機能を有効化した

ZFSファイルシステムの機能である「圧縮」や「重複排除」を利用するには、次のようにパラメーターをセットし、各機能を有効化する必要がある。


圧縮機能を有効化した
[root@FileServer-01 ~]# zfs set compression=gzip-9 zfsstrpool/fs01-zfs

gzip-9・・・gzip-1からgzip-9まで選べる(gzip-9で圧縮率が最高になる)

重複排除機能を有効化した
[root@FileServer-01 ~]# zfs set dedup=verify zfsstrpool/fs01-zfs



■設定を確認した

以上の設定の後で、ストレージプールとZFSファイルシステムの設定を表示させた。

[root@FileServer-01 ~]# zfs get all
NAME                 PROPERTY              VALUE                    SOURCE
zfsstrpool           type                  filesystem               -
zfsstrpool           creation              月  5月 14 12:57 2012  -
zfsstrpool           used                  111K                     -
zfsstrpool           available             488G                     -
zfsstrpool           referenced            21K                      -
zfsstrpool           compressratio         1.00x                    -
zfsstrpool           mounted               yes                      -
zfsstrpool           quota                 none                     default
zfsstrpool           reservation           none                     default
zfsstrpool           recordsize            128K                     default
zfsstrpool           mountpoint            /zfsstrpool              default
zfsstrpool           sharenfs              off                      default
zfsstrpool           checksum              on                       default
zfsstrpool           compression           off                      default
zfsstrpool           atime                 on                       default
zfsstrpool           devices               on                       default
zfsstrpool           exec                  on                       default
zfsstrpool           setuid                on                       default
zfsstrpool           readonly              off                      default
zfsstrpool           zoned                 off                      default
zfsstrpool           snapdir               hidden                   default
zfsstrpool           aclmode               groupmask                default
zfsstrpool           aclinherit            restricted               default
zfsstrpool           canmount              on                       default
zfsstrpool           xattr                 on                       default
zfsstrpool           copies                1                        default
zfsstrpool           version               4                        -
zfsstrpool           utf8only              off                      -
zfsstrpool           normalization         none                     -
zfsstrpool           casesensitivity       sensitive                -
zfsstrpool           vscan                 off                      default
zfsstrpool           nbmand                off                      default
zfsstrpool           sharesmb              off                      default
zfsstrpool           refquota              none                     default
zfsstrpool           refreservation        none                     default
zfsstrpool           primarycache          all                      default
zfsstrpool           secondarycache        all                      default
zfsstrpool           usedbysnapshots       0                        -
zfsstrpool           usedbydataset         21K                      -
zfsstrpool           usedbychildren        90K                      -
zfsstrpool           usedbyrefreservation  0                        -
zfsstrpool           logbias               latency                  default
zfsstrpool           dedup                 off                      default
zfsstrpool           mlslabel              off                      -
zfsstrpool/fs01-zfs  type                  filesystem               -
zfsstrpool/fs01-zfs  creation              月  5月 14 13:09 2012  -
zfsstrpool/fs01-zfs  used                  21K                      -
zfsstrpool/fs01-zfs  available             488G                     -
zfsstrpool/fs01-zfs  referenced            21K                      -
zfsstrpool/fs01-zfs  compressratio         1.00x                    -
zfsstrpool/fs01-zfs  mounted               yes                      -
zfsstrpool/fs01-zfs  quota                 none                     default
zfsstrpool/fs01-zfs  reservation           none                     default
zfsstrpool/fs01-zfs  recordsize            128K                     default
zfsstrpool/fs01-zfs  mountpoint            /home/files              local
zfsstrpool/fs01-zfs  sharenfs              off                      default
zfsstrpool/fs01-zfs  checksum              on                       default
zfsstrpool/fs01-zfs  compression           gzip-9                   local
zfsstrpool/fs01-zfs  atime                 on                       default
zfsstrpool/fs01-zfs  devices               on                       default
zfsstrpool/fs01-zfs  exec                  on                       default
zfsstrpool/fs01-zfs  setuid                on                       default
zfsstrpool/fs01-zfs  readonly              off                      default
zfsstrpool/fs01-zfs  zoned                 off                      default
zfsstrpool/fs01-zfs  snapdir               hidden                   default
zfsstrpool/fs01-zfs  aclmode               groupmask                default
zfsstrpool/fs01-zfs  aclinherit            restricted               default
zfsstrpool/fs01-zfs  canmount              on                       default
zfsstrpool/fs01-zfs  xattr                 on                       default
zfsstrpool/fs01-zfs  copies                1                        default
zfsstrpool/fs01-zfs  version               4                        -
zfsstrpool/fs01-zfs  utf8only              off                      -
zfsstrpool/fs01-zfs  normalization         none                     -
zfsstrpool/fs01-zfs  casesensitivity       sensitive                -
zfsstrpool/fs01-zfs  vscan                 off                      default
zfsstrpool/fs01-zfs  nbmand                off                      default
zfsstrpool/fs01-zfs  sharesmb              off                      default
zfsstrpool/fs01-zfs  refquota              none                     default
zfsstrpool/fs01-zfs  refreservation        none                     default
zfsstrpool/fs01-zfs  primarycache          all                      default
zfsstrpool/fs01-zfs  secondarycache        all                      default
zfsstrpool/fs01-zfs  usedbysnapshots       0                        -
zfsstrpool/fs01-zfs  usedbydataset         21K                      -
zfsstrpool/fs01-zfs  usedbychildren        0                        -
zfsstrpool/fs01-zfs  usedbyrefreservation  0                        -
zfsstrpool/fs01-zfs  logbias               latency                  default
zfsstrpool/fs01-zfs  dedup                 verify                   local
zfsstrpool/fs01-zfs  mlslabel              verify                   -


■動作テスト

総計で約22Gバイトほどの多数のファイルをZFSファイルシステムに書き込み、圧縮や重複排除の機能の効果を確認した。

ファイル数は約11万で、odsやxls等のファイルが主である。
数種類のテンプレートから作成されたもので、プログラムで自動生成したものではない。
平均すれば一ファイルあたり200Kバイトほど。
その中には無圧縮のbmp画像を含んだ500kバイトを超えるものもある。


ファイルは、rsyncコマンドでリモートホストから転送した。


<結果>
# zfs get all | grep compressratio
書込み前
zfsstrpool           compressratio         1.00x                    -
zfsstrpool/fs01-zfs  compressratio         1.00x                    -

書込み後
zfsstrpool           compressratio         1.33x                    -
zfsstrpool/fs01-zfs  compressratio         1.33x                    -

# zpool list
書込み前
NAME         SIZE  ALLOC   FREE    CAP  DEDUP  HEALTH  ALTROOT
zfsstrpool   496G   116K   496G     0%  1.00x  ONLINE  -

書込み後
NAME         SIZE  ALLOC   FREE    CAP  DEDUP  HEALTH  ALTROOT
zfsstrpool   496G  8.39G   488G     1%  2.13x  ONLINE  -

# zfs list
書込み前
NAME                  USED  AVAIL  REFER  MOUNTPOINT
zfsstrpool            111K   488G    21K  /zfsstrpool
zfsstrpool/fs01-zfs    21K   488G    21K  /home/files

書込み後
NAME                  USED  AVAIL  REFER  MOUNTPOINT
zfsstrpool           17.7G   480G    21K  /zfsstrpool
zfsstrpool/fs01-zfs  17.7G   480G  17.7G  /home/files

# df -h
書込み前
Filesystem            Size  Used Avail Use% マウント位置
zfsstrpool            489G   21K  489G   1% /zfsstrpool
zfsstrpool/fs01-zfs   489G   21K  489G   1% /home/files

書込み後
Filesystem            Size  Used Avail Use% マウント位置
zfsstrpool            480G   21K  480G   1% /zfsstrpool
zfsstrpool/fs01-zfs   498G   18G  480G   4% /home/files

# df -m
書込み前
Filesystem           1M-ブロック    使用   使用可 使用% マウント位置
zfsstrpool              499965         1    499965   1% /zfsstrpool
zfsstrpool/fs01-zfs     499965         1    499965   1% /home/files

書込み後
Filesystem           1M-ブロック    使用   使用可 使用% マウント位置
zfsstrpool              491227         1    491227   1% /zfsstrpool
zfsstrpool/fs01-zfs     509339     18112    491227   4% /home/files


■メンテナンス

プール名(zfsstrpool)を指定して、データの完全性をチェックする。
# zpool scrub zfsstrpool

これによって、チェックプロセス(スクラブ)がバックグラウンドで動作する。

次のコマンドで、チェックプロセスの進捗状況をチェックする。
# zpool status
 pool: zfsstrpool
 state: ONLINE
 scrub: scrub in progress for 0h0m, 0.57% done, 0h14m to go
config:

        NAME        STATE     READ WRITE CKSUM
        zfspool-skr0  ONLINE       0     0     0
          vda3      ONLINE       0     0     0

errors: No known data errors

■ZFSファイルシステムをアンマウントして削除する。

1、まず、確認のためプールを含めたZFSファイルシステムの一覧を表示させた。
# zfs list
NAME                       USED  AVAIL  REFER  MOUNTPOINT
zfsstrpool         124K   167G    21K  /zfsstrpool
zfsstrpool/fs01-zfs    21K   167G    21K  /home/files
2、削除するZFSファイルシステムを指定し、削除を行った。
下記コマンドで、いきなり削除されるので注意する。
# zfs destroy zfsstrpool/fs01-zfs

一覧を表示させた。(削除されていることを確認できた。)
# zfs list
NAME              USED  AVAIL  REFER  MOUNTPOINT
zfsstrpool  88.5K   167G    21K  /zfsstrpool
(注意)下記コマンドは、プールを削除するものであるため、この場合には無効である。
# zpool destroy zfsstrpool/fs01-zfs
cannot open 'zfsstrpool/fs01-zfs': invalid character '/' in pool name
use 'zfs destroy' to destroy a dataset

■その他

アンマウントしてZFS-FUSEを停止する。
# service zfs-fuse stop
Syncing disks                                              [  OK  ]
Unmounting ZFS filesystems                                 [  OK  ]
Stopping zfs-fuse:                                         [  OK  ]
Syncing disks again                                        [  OK  ]
ストレージがアンマウントされるので、当然アクセスができなくなる。

ZFS-FUSEをスタートしてマウントを行う。
# service zfs-fuse start
Starting zfs-fuse:                                         [  OK  ]
Immunizing zfs-fuse against OOM kills                      [  OK  ]
Mounting zfs partitions:                                   [  OK  ]
ストレージがマウントされて、アクセスが可能になる。

ZFS-FUSEの再起動を行う。
(異常が生じた場合などにこの操作を行う必要があった。)
# service zfs-fuse restart
Syncing disks                                              [  OK  ]
Unmounting ZFS filesystems                                 [  OK  ]
Stopping zfs-fuse:                                         [  OK  ]
Syncing disks again                                        [  OK  ]
Starting zfs-fuse:                                         [  OK  ]
Immunizing zfs-fuse against OOM kills                      [  OK  ]
Mounting zfs partitions:                                   [  OK  ]


<参考>
(1)  Will ZFS and non-ECC RAM kill your data?
< http://jrs-s.net/2015/02/03/will-zfs-and-non-ecc-ram-kill-your-data/ > 2016年11月10日

(2) Bug 924012 - zfs-fuse crashes during chmod
< https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=924012 > 2017年7月2日

ZFS ファイルシステムの整合性をチェックする
< https://docs.oracle.com/cd/E56342_01/html/E53916/gbbwa.html > 2016年11月22日

Destroying a ZFS File System
< http://docs.oracle.com/cd/E19253-01/819-5461/gammq/index.html > 2016年11月24日

Creating and Destroying ZFS Storage Pools
< https://docs.oracle.com/cd/E23824_01/html/821-1448/gaypw.html > 2017年4月4月

Recovering Destroyed ZFS Storage Pools
< http://docs.oracle.com/cd/E19253-01/819-5461/gcfhw/index.html > 2017年4月4月

2012年4月25日水曜日

【VMware vSphere Hypervisor 5.0.0】CentOS6.2 64bit版にVMware Tools(ESXi5.0.0 515841)をインストールする【Linux CentOS6.2 64bit版】

Esxi 5.0.0のゲストCentOS 6.2 64bit版に、VMware Tools(8.6.0 build-515842)をインストールしたときのメモ


(注意)VMwareTools導入のゲストOSLinuxで、VNC-SERVERを利用したい場合

CentOS 6でyumを使用してインストールされるデフォルトのvnc-server(tiger-vnc)を利用している場合、vnc-serverが起動しなくなる不具合が発生した。
tightvnc-server 1.3.9でも不具合が生じた。(VNCクライアントに黒い画面が表示され待機状態のまま変わらなかった。)
(参照)
VMWare 5 Centos 6 VMWareTools Kill VNC 
< http://communities.vmware.com/message/1878825 > 2012年8月16日
★対策として、Turbo VNCを代わりに使用した。


用いたCentOS 6.2 64bit版は、インストーラーでDesktopタイプを選択したものである。

■VMware Tools DVDイメージをマウントした

vSphere Clientから、対象とする仮想マシンを起動し「仮想マシンコンソール」を開いた。
システムが起動した後、この「仮想マシンコンソール」を使ってVMware Tools DVDイメージをマウントした。

GNOMEにログインしておき、

「仮想マシン(V)」→「ゲスト(G)」→「VMware Toolsのインストール/アップグレード(W)」を開いた。

GNOMEのデスクトップ上に、DVDがマウントされたことを示すアイコンが現れた。

次に示すディレクトリに自動的にマウントされていた。


■マウントされたDVDイメージからtar.gzファイルを取り出し、適当な作業ディレクトリにコピーした
[root@localhost ~]# cd /media/
[root@localhost media]# ls
VMware Tools
[root@localhost media]# cd VMware\ Tools/
[root@localhost VMware Tools]# ls
VMwareTools-8.6.0-515842.tar.gz  manifest.txt


■tar.gzファイルを解凍した
[root@localhost software]# ls
VMwareTools-8.6.0-515842.tar.gz

[root@localhost software]# tar xvzf VMwareTools-8.6.0-515842.tar.gz
[root@localhost software]# ls
VMwareTools-8.6.0-515842.tar.gz  vmware-tools-distrib

[root@localhost software]# cd vmware-tools-distrib/
[root@localhost vmware-tools-distrib]# ls
FILES  INSTALL  bin  doc  etc  installer  lib  vmware-install.pl




■スクリプトを実行し、質問に答えた

エンターキーを押すと表示されているデフォルト値が選択されるようだ。
以下すべて、提案されたデフォルト値を適用した。

[root@localhost vmware-tools-distrib]# ./vmware-install.pl
Creating a new VMware Tools installer database using the tar4 format.

Installing VMware Tools.

In which directory do you want to install the binary files?
[/usr/bin]

What is the directory that contains the init directories (rc0.d/ to rc6.d/)?
[/etc/rc.d]

What is the directory that contains the init scripts?
[/etc/rc.d/init.d]

In which directory do you want to install the daemon files?
[/usr/sbin]

In which directory do you want to install the library files?
[/usr/lib/vmware-tools]

The path "/usr/lib/vmware-tools" does not exist currently. This program is
going to create it, including needed parent directories. Is this what you want?
[yes]

In which directory do you want to install the documentation files?
[/usr/share/doc/vmware-tools]

The path "/usr/share/doc/vmware-tools" does not exist currently. This program
is going to create it, including needed parent directories. Is this what you
want? [yes]

The installation of VMware Tools 8.6.0 build-515842 for Linux completed
successfully. You can decide to remove this software from your system at any
time by invoking the following command: "/usr/bin/vmware-uninstall-tools.pl".

Before running VMware Tools for the first time, you need to configure it by
invoking the following command: "/usr/bin/vmware-config-tools.pl". Do you want
this program to invoke the command for you now? [yes]
 ←ここで設定用スクリプトも実行した
Initializing...


Making sure services for VMware Tools are stopped.

[EXPERIMENTAL] The VMware FileSystem Sync Driver (vmsync) is a new feature that
creates backups of virtual machines. Please refer to the VMware Knowledge Base
for more details on this capability. Do you wish to enable this feature?
[no]

Found a compatible pre-built module for vmci.  Installing it...


Found a compatible pre-built module for vsock.  Installing it...


The module vmxnet3 has already been installed on this system by another
installer or package and will not be modified by this installer.  Use the flag
--clobber-kernel-modules=vmxnet3 to override.

The module pvscsi has already been installed on this system by another
installer or package and will not be modified by this installer.  Use the flag
--clobber-kernel-modules=pvscsi to override.

The module vmmemctl has already been installed on this system by another
installer or package and will not be modified by this installer.  Use the flag
--clobber-kernel-modules=vmmemctl to override.

The VMware Host-Guest Filesystem allows for shared folders between the host OS
and the guest OS in a Fusion or Workstation virtual environment.  Do you wish
to enable this feature? [no]

Found a compatible pre-built module for vmxnet.  Installing it...


The vmblock enables dragging or copying files between host and guest in a
Fusion or Workstation virtual environment.  Do you wish to enable this feature?
[no]


Disabling timer-based audio scheduling in pulseaudio.


Detected X server version 1.10.4


Distribution provided drivers for Xorg X server are used.

Skipping X configuration because X drivers are not included.

Creating a new initrd boot image for the kernel.
vmware-tools start/running
The configuration of VMware Tools 8.6.0 build-515842 for Linux for this running
kernel completed successfully.

You must restart your X session before any mouse or graphics changes take
effect.

You can now run VMware Tools by invoking "/usr/bin/vmware-toolbox-cmd" from the
command line or by invoking "/usr/bin/vmware-toolbox" from the command line
during an X server session.

To enable advanced X features (e.g., guest resolution fit, drag and drop, and
file and text copy/paste), you will need to do one (or more) of the following:
1. Manually start /usr/bin/vmware-user
2. Log out and log back into your desktop session; and,
3. Restart your X session.

Enjoy,

--the VMware team

Found VMware Tools CDROM mounted at /media/VMware Tools. Ejecting device
/dev/sr0 ...
[root@localhost vmware-tools-distrib]#

インストール作業はこれで終わり。


vSphere Clientで対象仮想マシンの「サマリ」タブ開くと、次のようになっていた。
VMware Tools:  実行(現在)



◆インストールしたVMware Toolsをアンインストールする方法

アンインストールするには、次のコマンドを実行するだけだった。(コマンドにはパスが通っているようだった。)
一部、処理に時間がかかるところがあったが、プロンプトに復帰するまで待つ必要がある。

[root@localhost vmware-tools-distrib]# vmware-uninstall-tools.pl
Uninstalling the tar installation of VMware Tools.

Stopping services for VMware Tools

initctl: Unknown instance:
This program previously created the file
/usr/lib/vmware-tools/lib64/libconf/etc/pango/pango.modules, and was about to
remove it.  Somebody else apparently did it already.

File /etc/vmware-tools/vmware-user.desktop is backed up to
/etc/vmware-tools/vmware-user.desktop.old.1.

File /usr/lib/vmware-tools/lib64/libconf/etc/gtk-2.0/gtk.immodules is backed up
to /usr/lib/vmware-tools/lib64/libconf/etc/gtk-2.0/gtk.immodules.old.1.

File /usr/lib/vmware-tools/lib64/libconf/etc/fonts/fonts.conf is backed up to
/usr/lib/vmware-tools/lib64/libconf/etc/fonts/fonts.conf.old.1.

File /usr/lib/vmware-tools/lib64/libconf/etc/gtk-2.0/gdk-pixbuf.loaders is
backed up to
/usr/lib/vmware-tools/lib64/libconf/etc/gtk-2.0/gdk-pixbuf.loaders.old.1.

This program previously created the file
/usr/lib/vmware-tools/libconf/etc/gtk-2.0/gdk-pixbuf.loaders, and was about to
remove it.  Somebody else apparently did it already.

This program previously created the file
/usr/lib/vmware-tools/lib64/libconf/etc/pango/pangorc, and was about to remove
it.  Somebody else apparently did it already.

This program previously created the file
/usr/lib/vmware-tools/libconf/etc/gtk-2.0/gtk.immodules, and was about to
remove it.  Somebody else apparently did it already.

This program previously created the file
/usr/lib/vmware-tools/lib64/libconf/etc/pango/pangox.aliases, and was about to
remove it.  Somebody else apparently did it already.

File /etc/dracut.conf is backed up to /etc/dracut.conf.old.1.

File /etc/pulse/default.pa is backed up to /etc/pulse/default.pa.old.1.


The removal of VMware Tools 8.6.0 build-425873 for Linux completed
successfully. 
Thank you for having tried this software.

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