□iTunes-iPad間「ファイル共有」の操作手順
1、iTunesの動作しているWindowsマシンと、iPadとをUSBケーブルで接続する
iTunesにUSBケーブルでiPadを接続すると、iTunes側では「名前付きのデバイス」として認識された。
デフォルトでは、「○○のiPad」という感じの名前だった。
2、iTunes側で、iPadとのアプリケーション同期機能の操作画面を表示させる
以下は、iTunes側での操作であり、iPadは接続されたままで何の操作も必要なかった。
この「○○のiPad」というデバイス名(手順1)をクリックすると、ウインドウ右側の上方(中央リンゴマークの真下)に、
タブのような機能を持つ小さい小さいアイコンが現れた。
(概要)(情報)(App)(ミュージック)(ムービー)(テレビ番組)(写真)そのうちの、「App」をクリックすると、アプリケーション同期機能の操作用インターフェイスが開いた。
さらにこの下半分に、「ファイル共有」機能の操作用インターフェイスがあった。
以下のAppでは、iPadとこのコンピューターとの間で書類を転送できます。と書かれていた。
3、iTunes-iPad間の「ファイル共有」機能を使ってファイルを転送する
まずは、「App」リストから、転送したいファイルを扱っているアプリケーションを選択する
「ファイル共有」機能の操作用インターフェイス(手順2)の左側にある「App」リストには、
当該デバイス「○○のiPad」にインストール済みのアプリケーション名が表示されていた。
(注意)
ただしこれらのアプリケーションは「iTunesとのファイル共有機能」を持ったものである。
たとえば「OOReader」などのアプリケーションはこの機能は持っていないので表示されないようだ。
(例)iPadにインストール済みの場合に表示される「Adobe Reader」
左側「App」リストの「Adobe Reader」をクリックすると、
右側には、「Adobe Readerの書類」と称されたファイルリストが表示された。
これは、iPad側ローカルに「Adobe Reader」アプリが保存しているデータが、ファイルリストで表示されたものである。
当然、当該iPadのアプリケーションがデータが保存されていなければ、この「書類」リストは空のままになる。
・「書類」リストからデータを選択しWindows側に転送する
右側の「書類」リストに表示されたファイルを選択し、下にある「保存先...」というボタンをクリックした。
そうすると保存先を指定するウインドウが開いたので、保存先フォルダを指定すれば転送できた。
・Windows側にあるファイルをiPad側に転送する
(注意)
転送可能なファイルの種類は、iPad側の当該アプリケーションが扱えるものである。
Adobe Readerの例なら、扱えるファイルのタイプはたとえばpdfファイルであるので、
pdfファイルならばiPad側(もっと言うと、iPad側のAdobe Reader)へ転送することができる。
(注意)
ボタン「同期」を押すことで、iPadへの転送が完了するようだ。
「追加」というボタンをクリックし、Windows側に保存されているファイルを選択した。
すると「書類」リストに、選択したファイルが表示が追加された。
ところで、「書類」リストに載っているデータを削除したい場合は、
データを選択してからキーボードの「Del」ボタンを押すことでリストから消すことができた。
いずれも、操作画面の一番下にある「同期」というボタンを押すことで、iPadへのデータ操作が完了した。
□気づいたこと
iTunesとiPad間の連携において「ファイル共有」と言えば、両者間「アプリケーション同期」が持つ副機能であるように思えた。
「アプリケーション同期」では、iTunesのライブラリに保存されているアプリケーションを、iPadに転送しインストールすることなどができる。
そして、iPadにインストール済みで、なおかつ、言わばiTunes連携機能を持ったアプリケーションについて、
Windows側からファイルを転送したり、データを取り出してWindows側ファイルに保存したり、
ファイルの転送が可能になるようだ。
アプリケーション全体を転送する機能をメインとすれば、アプリケーション内のデータの転送の機能はサブになるのだと思った。