(firmware version 2.120.243-1482)
更新
2012/04/18
2012/04/23
私が構成しているVIRTUAL DRIVEの設定値(赤字で示した)のメモ
以下、MSMツールを用いて表示させた設定値とその意味について
(色々参照したので間違っているかもしれない。あくまでも私のメモ。)
▽General 項目
・RAID Level 6
・Size 3.637 TB
・Parity Size 1.818TB
・Strip Size 64KB
・VIRTUAL DISK STATE Optimal
▼IO and Cache Policies 項目
・Disk Cache Policy ⇒Disable
Disable:HDD上に積んであるキャッシュメモリを利用しない。
これによって、不意に電源が落ちた際にこのキャッシュメモリに保留されるデータが消失する問題を回避できるはず。ただ、動作は遅くなるんだろう。(利用する設定にすると、書き込み時に高速になる。)
・Read Policy ⇒No Read Ahead
Read Ahead:virtual driveにおいてデータ読み出し時に、連続したセクタも読み込まれ予めキャッシュされる。
データが連続したセクタに存在している場合には高速化が期待できる。
連続したセクタにない場合には無駄なディスクアクセスなどの処理をしてしまうのだろう。
・IO Policy ⇒Direct IO
Direct I/O:推奨設定らしい。読み出されたデータはホストに直接転送される。
その後の読み出しで同じデータブロックが要求された場合には、キャッシュを自前で持っているホストのファイルシステムなどがそれに応じることになる。
Cache I/O:読み出されたデータはコントローラーのキャッシュメモリにバッファされる。
その後の読み出しで同じデータブロックが要求された場合には、このコントローラーキャッシュ内容が用いられる。(ホストのファイルシステムがキャッシュ機能を持っていない場合)
▼Write Policy 項目
・Current Write Policy ⇒Write Through
・Default Write Policy ⇒Write Through
Write Through:ホスト⇔RAIDカード⇔ディスクドライブ において、
ホストがRAIDカードにデータの書き込み要求をした場合、
RAIDカードはただちにディスクドライブにこのデータの書き込み要求をかける。
ディスクドライブから処理完了を告げられてから、ホストに書き込み完了を告げる。電源が意図せずに断たれた場合に備えて安全であるが、アクセスが非常に遅くなった。
Write Back:ホストがRAIDカードにデータの書き込み要求をした場合、
RAIDカードはキャッシュメモリにデータを受けて、ホストに書き込み完了を告げる。アクセスが雲泥の差で早くなった。
<注意>バックアップユニット(BBU)がない場合でこのモードを使えば、不意な電源断でキャッシュメモリ内容が消失し、データ書き込み要求元と、ディスクとの間に矛盾が生じることになる。
▽Access Policy 項目
・Current Access Policy ⇒Read Write
・Default Acess Policy ⇒Read Write
(参照)
・Configuring RAID for Optimal Performance
< http://download.intel.com/support/motherboards/server/sb/configuring_raid_for_optimal_perfromance_11.pdf > 2012/04/18
・LSI MegaRAID SAS
< http://hwraid.le-vert.net/wiki/LSIMegaRAIDSAS > 2012/03/09
・LSI RAID Contoller IO Policy
< http://www.5laida.com/archives/102 > 2012/03/09
・Caching RAID Controller Performance Tuning Secrets (cough-giggle)
< http://sqlblog.com/blogs/joe_chang/archive/2010/10/11/caching-raid-controller-performance-tuning-secrets-cough-giggle.aspx > 2012/03/09