<転送先マシンでの設定>
○バックアップ保存先にするオンライン共有フォルダの準備
バックアップ保存先別マシンに、SAMBAを使って共有フォルダを作成した。
共有名は SHARE とし、BACKUPというサブフォルダを作成した。
ネットワーク経由で、問題なくこの共有フォルダにアクセスできることを確認した。
SAMBAユーザー名「sambauser」で書き込みができるようにした。 後で使用する。
○バックアップの核となるRasPBXのimgファイルをダウンロード
差分のみを転送するため、その核となるimgファイルを転送先に保存しておく。
# wget http://download.raspberry-asterisk.org/raspbx-03-12-2017.zip
# unzip raspbx-03-12-2017.zip
# ls -all
total 4690868
drwxr-xr-x 2 root root 4096 Mar 23 23:47 .
drwxr-xr-x 3 root root 4096 Mar 23 23:22 ..
-rw-r--r-- 1 root root 3904897024 Dec 3 03:30 raspbx-03-12-2017.img
-rw-r--r-- 1 root root 898532430 Dec 4 01:35 raspbx-03-12-2017.zip
<転送元であるRasPBXでの設定>
○rsyncをインストールしておく。
root@raspbx:~# apt-get install rsync
○上記で用意したオンライン上の共有フォルダを /mnt にマウントした。
マウントを行う。 (リモートマシンのファイル共有をマウント)
root@raspbx:~# mount -t cifs -o user=sambauser,password=PAssWoRD "//192.168.1.10/SHARE" /mnt/
マウントできたか確認した。
root@raspbx:~# ls /mnt
BACKUProot@raspbx:~# ls /mnt/BACKUP/
raspbx-03-12-2017.img raspbx-03-12-2017.zip以上のように、リモートのファイル共有にアクセスできている。
差分バックアップの核にするimgファイルが見えている。
○ファイル名の変更(バックアップだとわかるようにした。)
root@raspbx:~# cd /mnt/BACKUP/
root@raspbx:/mnt/BACKUP# mv raspbx-03-12-2017.img raspbx-backup.img
raspbx-backup.img を差分バックアップのための核となるファイルとする。
また、ここでパーミッションのエラーが出ずに、書き込みが成功するか確認できる。
○バックアップの開始
不意なSSH接続の切断に備えて、仮想端末のtmuxなどで動作させる。
なければ、apt-get install tmux で導入しておく。
仮想端末を起動した。
root@raspbx:/mnt/BACKUP# tmux
バックアップを開始した。
root@raspbx:/mnt/BACKUP# raspbx-backup raspbx-backup.img
差分の内容によるが、このときは、2.5GB程度のデータが転送された。
○バックアップ完了後はアンマウントしておく
root@raspbx:/mnt/BACKUP# cd /
root@raspbx:/# umount /mnt
<リストアの方法>
RasPBXが故障するなどして、リストアしなければならない場合、
以上で作成した、raspbx-backup.imgをddコマンドでSDカードへの書き込んで復元する。
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<参考>
・Backup your System
< http://www.raspberry-asterisk.org/documentation/backup-your-system/ > 2018年3月23日