sip use on コマンドの入力と再起動だけでは、 インターネット電話機能がうまく動作しなかった。
発信時に、エラー(3101 SIP: INTERNAL ERROR)が発生してしまう。
そこで、初期化後に、改めてWEBインターフェイスでインターネット電話機能の有効化を行った。
すると、正常に発信ができるようになった。
■ sip use onコマンド の入力と再起動だけでは、インターネット電話機能が正常に動作しなかった
(行った手順)
RTA55iをアップデートし「Rev.4.06.67 (Mon Sep 6 22:11:24 2004)」にし、初期化を行った。
ついで、ネットワークからゲートウェイに通じるように設定し、SIPサーバーに通じることを確認した。
その後、次の二種類のコマンドをRTA55iのWEB GUIの「コマンド設定」に入力した。
すると、自動的にRTA55iがリブートする。sip use on sip server 1 サーバーのアドレス・・・(省略)
再起動が必要になるようだ。
(動作確認)
このように、RTA55iでSIPクライアントの設定を行った後、接続アナログ電話に着信するのを確認できた。
ところが、発信は失敗する。受話器からツーツー音が聞こえた。
このとき、RTA55iのWEB GUIから、「料金と通信の記録」を確認すると、
切断コード 3101が記録されていた。調べてみると、コードは次の意味で、RTA55i自体の内部エラーらしい。
SIPサーバー側のコンソールにも何も表示されていなかったので、
このエラーによってSIPのパケットが出ていないようだった。
3101 SIP: INTERNAL ERROR
機器エラー。
本製品内部でエラーが発生した。
本製品がおかしな状態になっている可能性がある。
■WEBインターフェイスから、インターネット電話の有効化を行ったところ正常に動作した
壊れているのかと思われたが、早々に決め付けるのはやめて、WEB GUIからインターネット電話の有効化を行った。
(行った手順)
初期化した後に、ネットワークの設定まで行った。
続いて、WEB GUIの「電話設定」→「基本設定」から、「インターネット電話機能」項目で「使用する」を選択した。
登録ボタンをクリックしたあとのダイアログで、再起動が行われた。
すると、正常にSIPの発信ができるようになった。
ハードウェアのバージョンにも拠るのかもしれないが、
単にsip use onコマンドを入力し再起動する場合と、WEBインターフェイスでインターネット電話の有効化設定を行う場合とでは、
内部でなされる処理が異なるように思えた。