!警告! ただし、スナップショットは一切使っていないものとする。
(スナップショットを使っている場合は問題が生じるようだ)
!注意! 必ずバックアップをとってから行うようにする。仮想マシンが壊れてしまうかもしれない。
1、対象のゲストマシンをシャットダウンさせ、poweroff状態にしておく。
2、sshでESXI5に入って仮想マシンのディレクトリに移動し、仮想マシンを構成しているファイル名を変更する
例として、guestos_originalを、guestosに変更する場合には次のようにする
# mv guestos_original.nvram guestos.nvram
# mv guestos_original.vmdk guestos.vmdk
# mv guestos_original.vmsd guestos.vmsd
# mv guestos_original.vmx guestos.vmx
# mv guestos_original.vmxf guestos.vmxf
# mv guestos_original-flat.vmdk guestos-flat.vmdk
3、変更したファイル名を、.vmxファイルに設定する
各設定項目に変更済みの新しいファイル名を設定する。
guestos-xxxxxxx.vswpの、ハイフンより先、xxxxxxxは英数字で構成されている。
次のように、ハイフン以下を新しい名称(この例では、guestos)に連結するようにする。
# vi guestos.vmx
nvram = "guestos.nvram"
extendedConfigFile = "guestos.vmxf"
scsi0:0.fileName = "guestos.vmdk"
sched.swap.derivedName = "/vmfs/volumes/xyzxyzxyzxyz/guestmachinename/guestos-xxxxxxx.vswp"
4、変更したファイル名を、.vmdkファイル(容量の小さいメタファイルの方)に設定する
次の設定項目に変更済みの新しいファイル名を設定する
# vi guestos.vmdk
RW 209715200 VMFS "guestos-flat.vmdk"
5、変更後は、vSphere Clientをつかってこの仮想マシンをインベントリに再登録する
もし、以前の名称で登録されている場合には、まず「仮想マシンインベントリから削除(Y)」を行う。
次に、「サマリ」タブを開き、「ストレージ」からデータストアを右クリックし、「データストアの参照(B)」を選択する。
仮想マシンを選び、vmxファイルを右クリックし、「インベントリへの追加(A)」を選ぶ。
このようにすることによって、仮想マシンを構成するファイル名を変更し、無事に起動することができた。
ただし、スナップショットは一切使っていない場合に限る。
(参考)
.vmdk Snapshots and the Importance of CID Chains
< http://redshift10.blogspot.com/2008/04/vmdk-snapshots-and-importance-of-cid.html > 2011年12月25日