フロッピーディスクでMS-DOS起動ディスクを作ることは標準でもサポートされているが、フロッピーは容量が小さい。
BIOSイメージファイルのサイズが大きいと入りきらない。
その場合、MS-DOSを起動可能なUSBメモリを作成し、ここにイメージファイルを収める必要がある。
■MS-DOS起動可能なUSBメモリを作成する方法■
※ただしフロッピーディスクが使える環境の場合※
☆もし物理フロッピーディスクドライブを持っていなければ、
Virtual Floppy Drive というものが代わりに使えるかもしれないと思った。これは試していない。
(手順1) まず、MS-DOSの起動できるフロッピーディスクを作成する
Windows7でも標準でフロッピーディスクにMS-DOSのシステムファイルを作成することができる。
あとの手順で、こうして得られるMS-DOSのシステムファイルが必要になる。
フロッピーディスクドライブに空のフロッピーディスクを入れておく。
スタートボタンから「コンピュータ」を開き、フロッピーディスクドライブアイコンで右クリックし「フォーマット」を選択する。
フォーマットオプションで「MS-DOSの起動ディスクを作成する(M)」にチェック入れる。(その他はデフォルト設定)
「開始ボタン」を押して、MS-DOS起動ディスクを作成する。
これによって、フロッピーディスク内には不可視属性のMS-DOSシステムファイルが作成される。
(手順2) USB Disk Storage Format Tool 2.2.3 を使い、USBメモリを起動できるように調整する
USB Disk Storage Format Tool 2.2.3 をダウンロードする。HPUSBFW_2.2.3.exe というファイルがダウンロードされる。
USBポートに空のUSBメモリを差し込んでおく。
HPUSBFW_2.2.3.exeを右クリックし「管理者として実行(A)」する。
USB Disk Storage Format Toolというウインドウが開くので、
先ず、Deviceでシステム作成対象になる USBデバイス を選択、
次に、Format optionsにある「Create a dos startup disk using system files located at:」を選択、
さらに、その直下のボックスでは、先ほど作成したMS-DOSフロッピーディスクが入ったドライブを選択し、USBメモリのフォーマットを「start」させる。
これによってUSBメモリでは、ブート可能な状態に変更され、
そして指定したフロッピーディスクに保存済みのMS-DOSシステムファイルが然るべきところにコピーされる。
(注意)
・USBメモリからシステムを起動するにはBIOSの設定が必要になる。
・USBメモリからMS-DOSを起動させると、そのドライブはCドライブになった。