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2011年7月13日水曜日

【MS Windows7】MS-DOSを起動できるUSBメモリを作成する方法

マザーボードのBIOS更新作業でもMS-DOSをよく使う。
フロッピーディスクでMS-DOS起動ディスクを作ることは標準でもサポートされているが、フロッピーは容量が小さい。
BIOSイメージファイルのサイズが大きいと入りきらない。
その場合、MS-DOSを起動可能なUSBメモリを作成し、ここにイメージファイルを収める必要がある。



■MS-DOS起動可能なUSBメモリを作成する方法■
※ただしフロッピーディスクが使える環境の場合※

☆もし物理フロッピーディスクドライブを持っていなければ、
Virtual Floppy Drive というものが代わりに使えるかもしれないと思った。これは試していない。
http://sourceforge.net/projects/vfd/ からダウンロードができるようだ。


(手順1) まず、MS-DOSの起動できるフロッピーディスクを作成する

Windows7でも標準でフロッピーディスクにMS-DOSのシステムファイルを作成することができる。
あとの手順で、こうして得られるMS-DOSのシステムファイルが必要になる。

フロッピーディスクドライブに空のフロッピーディスクを入れておく。
スタートボタンから「コンピュータ」を開き、フロッピーディスクドライブアイコンで右クリックし「フォーマット」を選択する。
フォーマットオプションで「MS-DOSの起動ディスクを作成する(M)」にチェック入れる。(その他はデフォルト設定)
「開始ボタン」を押して、MS-DOS起動ディスクを作成する。

これによって、フロッピーディスク内には不可視属性のMS-DOSシステムファイルが作成される。



(手順2) USB Disk Storage Format Tool 2.2.3 を使い、USBメモリを起動できるように調整する

USB Disk Storage Format Tool 2.2.3 をダウンロードする。HPUSBFW_2.2.3.exe というファイルがダウンロードされる。

USBポートに空のUSBメモリを差し込んでおく。
HPUSBFW_2.2.3.exeを右クリックし「管理者として実行(A)」する。

USB Disk Storage Format Toolというウインドウが開くので、
先ず、Deviceでシステム作成対象になる USBデバイス を選択、
次に、Format optionsにある「Create a dos startup disk using system files located at:」を選択、
さらに、その直下のボックスでは、先ほど作成したMS-DOSフロッピーディスクが入ったドライブを選択し、USBメモリのフォーマットを「start」させる。

これによってUSBメモリでは、ブート可能な状態に変更され、
そして指定したフロッピーディスクに保存済みのMS-DOSシステムファイルが然るべきところにコピーされる。


(注意)
・USBメモリからシステムを起動するにはBIOSの設定が必要になる。
・USBメモリからMS-DOSを起動させると、そのドライブはCドライブになった。

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