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2021年10月19日火曜日

【CentOS 7 + MATE 1.16.2】Firefoxのメニューが英語で表示されるので日本語言語パックを導入し解消した


Dockerコンテナ上にCentOS 7 + MATEデスクトップ環境(日本語対応)をVNCでリモートアクセスできるように構築した。

そして、追加の複数のユーザーをuseraddで追加してそのVNCセッションを増やしたところ、
一部のユーザーで何故か、ブラウザFirefox(78.8.0esr)のメニューが英語表記になってしまった。

英語表記のメニューにならず、最初から日本語メニューが表示されるユーザーもあった。
調べてみると、これらの日本語のメニューが表示されるユーザーのFirefoxには、「Japanese Language Pack」というアドオンがインストールされていた。


一方、英語のメニューが表示されるユーザーには、この言語パックが導入されていなかった。
同じuseraddで追加したユーザーであるにも関わらず、ユーザーによって言語パックのインストールの有無が変化する理由は不明である。

しかし、後から「Japanese Language Pack」というアドオンをインストールしさえすれば、正しく日本語のメニューが標示されることがわかった。



■「Japanese Language Pack」をインストールする

言語パックが未導入で英語のメニューが表示されるユーザーのFirefoxから次のアドレスにアクセスした。



表示されている「Firefoxへ追加」というボタンをクリックした。
すると、インストールしてよいか確認されるので、「Add」をクリックした。

インストールが完了し、右上には次のような案内が表示された。
「OK」をクリックした。


そして、Firefoxを再起動した。
すると、メニューは日本語表記となった。


メニューからアドオン項目を開き、下図のように「言語パック」をクリックすると、
導入された「Japanese Language Pack」の情報を確認することができた。


以上


<参考>
・Japanese Language Pack
< https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/japanese-language-pack-1/ >

2021年10月1日金曜日

【Linux CentOS 7 MATE】MATEデスクトップにQCADをインストールした

環境
CentOS 7 + MATE


■qcadのインストール

◯適当なディレクトリにqcadパッケージファイルをダウンロードした。

# wget https://qcad.org/archives/qcad/qcad-3.26.4-trial-linux-x86_64.tar.gz

◯パッケージを展開した。
# tar zxvf qcad-3.26.4-trial-linux-x86_64.tar.gz
# ls -al
total 93504
drwxr-xr-x  3 root   root         89 Oct  1 04:11 .
drwxr-xr-x  1 root   root         18 Sep 30 04:55 ..
drwxrwxr-x 15 user01 user01     4096 Jun  4 14:05 qcad-3.26.4-trial-linux-x86_64
-rw-r--r--  1 root   root   95743869 Jun  4 14:05 qcad-3.26.4-trial-linux-x86_64.tar.gz
展開直後は1000番のユーザー(上の例ではuser01)でアクセス権が設定されていた。

◯所有者の変更を行った。
# chown root:root qcad-3.26.4-trial-linux-x86_64 -R

◯qcadディレクトリを/usr/localに移動した。
# mv qcad-3.26.4-trial-linux-x86_64 /usr/local/qcad



■qcadのためのランチャーをデスクトップ環境に作成

メニューからqcadを選択して起動できるようにランチャーを設定した。

まず、ユーザーのデスクトップ環境でターミナルを起動した。
(以下はMATEデスクトップを使用した場合)

◯ターミナルからメインメニュー設定エディタを起動しランチャーを作成した。
$ mozo

図のようにエディタが起動するので、
グラフィックスメニューを選択し、「+新しいアイテム」ボタンを押した。

すると、ランチャの作成というウインドウが開くので、
まず次のように項目を入力した。
名前:qcad
コマンド:/usr/local/qcad/qcad
コメント:qcad

つづいて、今開いている「ランチャの作成」ウインドウの左側にある、
スプリングのようなバネのアイコンをクリックし、アイコンを登録した。


以上でランチャーの作成は完了である。

メインメニューのグラフィックスメニュー内にqcad項目が作成された。



■qcadの起動

上で作成したランチャーをクリックして、qcadを起動した。

システムの初期化が開始される。

トライアル版なので、最初に待機時間が8秒程度ある。

画面の右下に「体験版」との表示がある。
そのため、下図のように15分で一旦アプリケーションが再起動される。


このような制限を解除したい場合は、製品を数千円で購入するか、
右下に表示されている「拡張機能削除」操作を行う必要がある。

「拡張機能削除」操作とは、下図の「How To Remove」に示されているファイルを、
指定の場所から削除すればよい。(ターミナルのコマンド操作で行えた。)


しかし、実際に「拡張機能削除」を試したところdxfファイルの日本語の文字化けが生じるようになった。
日本語表示には「拡張機能」が要るということだろうか。




■QCADの設定ファイル

たとえば、user11のQCADの設定ファイルは次の場所に構成されていた。

# ls /home/user11/.config/QCAD/ -al
total 112
drwxrwxr-x  2 user11 user11     46 Oct  1 04:19 .
drwx------ 16 user11 user11    317 Oct  1 03:44 ..
-rw-rw-r--  1 user11 user11 107570 Oct  1 04:19 QCAD3.conf
-rw-rw-r--  1 user11 user11     56 Sep 30 05:01 QCAD3_old.conf

以上



<参考>
・QCAD Downloads
< https://qcad.org/en/qcad-downloads-trial > 2021年10月1日

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