VMware vSphere Management Assistant (vMA)にSSHログイン後の基本的な設定については
こちらを参照
◇VMware vMA (vSphere™ Management Assistant)とは何か◇
vMAとは、vSphereのゲストやホストの管理に必要なすべてのツールを統合した仮想アプライアンスである。
「仮想マシン」として提供されている。
これには次のものが含まれている。
・
vSphere Command Line Interface(vCLI)
・Perl 用の vSphere SDK
・およびログ作成と認証用のモジュール
◇VMware vSphere™ Command Line Interface (vCLI)とは何か◇
ESX(i) ホストの準備(=プロビジョニング)、構成、保守に役立つコマンド ライン ユーティリティのセットのこと。
ネットワーク アクセスが使えるマシンからESXi システムに対し一般的なシステム管理ができる。
WindowsやLinuxにインストールできる。
つまり、vMAは、vCLIを包含した仮想マシン(→Linuxマシンでした)ということですね。
すなわち、vMAさえ用意してやれば、vCLIが使えるようになるということです。
◇vMA利用の準備◇
次の手順で行った。
■仮想マシンとして提供されている、VMware vSphere Management Assistant (vMA)をvSphere Hypervisor(ESXi4.1.0)に配置(デプロイ)する■
以下の操作は、
Windowsマシンで行っ た。
1、VMware vSphere Management Assistant (vMA)を、VMwareのWEBページからダウンロードする
ダウンロードしたファイル名は、vMA- 4.1.0.0-268837.zip であった。
2、vMA- 4.1.0.0-268837.zipを解凍する
フォルダが作成され、四つのファイルが展開された。vmdk ファイルや、ovfファイルなどである。
3、vSphere Client を使って、上記のファイルをvSphere Hypervisorへ配置(デプロイ)する
注意、ホストには
既にデータストアが作成されているものとする。
vSphere Client操作画面上部にあるメニュー
「ファイル(F)」から、「OVFテンプレートのデプロイ(D)」を選択し、ウィザードを開始する。
ウィ ザードでは先ほどのovfファイルを選択しいくつかの質問に答えていく。
最終的に自動的にホストに必要なファイルがアップロードされて仮想 マシンとして登録される。
アップロードとゲスト登録が済んだら、power onできる
■VMware vSphere Management Assistant (vMA)の初期設定■
VMware vSphere Management Assistant (vMA)は、
初期設定が済まなければSSHでログインできない。
まずは、 vSphere Clientのコンソール機能を使ってアクセスし、
初回の起動時に表示される設定ウィザードに答える。
1、vSphere Client のコンソール機能を使って、vMAのコンソールを表示させる
2、vMAが乗った仮想マシンを起動し、初回に表示される設定ウィザードの質問に答えていく
一つ目はネットワークの設定だった。
デフォルトの回答はDHCPを使ってIPアドレスの取得を行うようになっていたので、そのままエンターを押した。
続けてDNSサーバーをDHCPで取得するかどうかをたずねられた。これも同様にエンターを押した。
回答が終わると、いくつかのサービスが目の前で起動される。
二つ目はパスワードの設定だった。
管理者ユーザーIDは、
vi-adminである。このパスワードを設定する。
3、以上、設定が終了すれば、英文が書かれた画面が表示される
ここで、
シェルにアクセスしたい場合は、Alt + F2を押すとよい。
シェルにログインする場合は、管理者IDである
vi-admin を使う。パスワードは先に設定したものを使う。
元の、英文の画面に戻りたい場合は、Alt + F1を押すとよい。
詳細は、http://www.vmware.com/go/vma にアクセスすると書かれているらしい。
■VMware vSphere Management Assistant (vMA)のシャットダウン■
vMAには、VMwaretoolがインストールされているようだ。
そのため、vSphere ClientからvMAはシャットダウンできるし、
また、vSphere Hypervisorから、vMAに対してシャットダウン要求をだしてもシャットダウンできた。
(参考)スクリプト ツールによる定常業務の自動化
< http://www.vmware.com/jp/products/datacenter-virtualization/vsphere/esxi-and-esx/scripting > 2011/08/07