パッチ無しの普通のAsterisk11を用いて、NTTホームゲートウェイを介した受発信ができた。
下記のように、sip.confを編集しHGWへレジストするための設定を行った。
設定ファイル編集後は、Asteriskサービスをrestart か、reloadする必要がある。
安定動作のためには、restartの方がよい。
<AsteriskとHGWの設定内容>
この設定では、HGW側では内線として4番を利用している。
(3番は利用しない。RTXなどのルーターがSIPを利用する場合、3番が利用されるため。)
対して、HGW側でも「電話設定→内線設定」から内線4番を利用できるように設定しておく。
HGWのIPアドレスは、192.168.1.254 であるとする。
<動作について>
設定の通り、着信は、incomingコンテキストの、fromnttエクステンションに流れるようになる。
別途、extension.confも編集する必要があるが、ここでは扱わない。
発信方法についても簡単に例を挙げた。
HGWのIPアドレスは、192.168.1.254 であるとする。
<動作について>
設定の通り、着信は、incomingコンテキストの、fromnttエクステンションに流れるようになる。
別途、extension.confも編集する必要があるが、ここでは扱わない。
発信方法についても簡単に例を挙げた。
(注意 1)
HGWの機種によってはダイジェスト認証が利用できないものがあるので、
うまくできなければ、HGWの内線設定でダイジェスト認証は「行わない」に設定しておく必要がある。
また、これに合わせて、下記設定(sip.conf)も修正する必要がある。(修正例は一番下)
(注意 2)
通常、HGWとAsteriskは同一ネットワークに設置する必要があったと思う。
# vi sip.conf
;********************************************************
;
;sip.conf
;
;********************************************************
[general]
allowguest=no
context=default ; Default context for incoming calls
language=ja
allowoverlap=no ; Disable overlap dialing support. (Default is yes)
udpbindaddr=0.0.0.0 ; IP address to bind UDP listen socket to (0.0.0.0 binds to all)
; Optionally add a port number, 192.168.1.1:5062 (default is port 5060)
srvlookup=yes ; Enable DNS SRV lookups on outbound calls
; Note: Asterisk only uses the first host
; in SRV records
; Disabling DNS SRV lookups disables the
; ability to place SIP calls based on domain
; names to some other SIP users on the Internet
; Specifying a port in a SIP peer definition or
; when dialing outbound calls will supress SRV
; lookups for that peer or call.
defaultexpiry=60
tcpenable=yes
;RT-500KI
register => 4:パスワード:0004@RT-500KI/fromntt
;
[RT-500KI]
type=friend
secret=パスワード
username=0004
fromuser=4
fromdomain=192.168.1.254
host=192.168.1.254
context=incoming
insecure=invite,port
dtmfmode=inband
canreinvite=no
disallow=all
allow=ulaw
発信は、extenconf.confにおいて、次のようなコマンドで問題なくNTT回線で発信できた。
Dial(SIP/${exten}@RT-500KI)
〇ダイジェスト認証が使用できない種類のHGWの場合は下記のように修正する。
ダイジェスト認証関係の設定を削除した。
;RT-500XX
register => 4@RT-500XX/fromntt
;
[RT-500XX]
type=friend
;; secret=パスワードは利用しない
;; username=ユーザー名は利用しない
fromuser=4
fromdomain=192.168.1.254
host=192.168.1.254
context=incoming
insecure=invite,port
dtmfmode=inband
canreinvite=no
disallow=all
allow=ulaw
下記、サイト様を参考にさせていただきました。
ありがとうございました。
<参考>
・asteriskでPBXを作る Asteriskの設定
< http://www.mizutan.com/wordpress/?p=138 > 2017年4月13日